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自力CL圏消滅のマンU、ファン・ハールはトップ4入り諦めず「サプライズは起こり得る」

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[5.10 プレミアリーグ第35節延期分 ウエスト・ハム3-2マンチェスター・U]

 マンチェスター・ユナイテッドは10日、プレミアリーグ第35節延期分でウエスト・ハムの本拠地アップトン・パークに乗り込んだ。開始早々に先制点を許したユナイテッドだが、後半にFWアントニー・マルシャルが2得点を挙げ、逆転。しかし、セットプレーの流れから2失点を喫し、2-3で痛恨の敗戦を喫した。

 この試合の前には、ウエスト・ハムのサポーターがユナイテッドのバスに石を投げつけるなどしてキックオフが45分遅れた。また、ウエスト・ハムにとっては、アップトン・パークをホームとして使用する最後のゲームでもあった。

 クラブ公式サイトによると、ルイス・ファン・ハール監督は、「スタジアムでの最後の公式戦ともなれば、影響は大きい。それは見ての通りだ。ファンは試合開始から大きな声で歌っていた。当然、大きな力になる。試合前の出来事は稀で、少なからず影響を及ぼすかもしれないが、私は言い訳を探していない」と敗戦の要因とはならないとし、「ユナイテッドならばこれに対応しないといけない」と言い切る。

「残念なのは、2-1とリードしていたにもかかわらず負けたことだ。我々は素晴らしい形で逆転した。それからセットプレーでの失点で負けた。セットプレーからの失点が多い。それが重大な影響を及ぼしたので、残念でならない。勝たねばならない試合で負けてしまった」

 これにより、5位のユナイテッド(勝ち点63)は、4位のマンチェスター・シティと勝ち点2差となり、最終節を残して自力でのトップ4浮上が消滅。来季のチャンピオンズリーグ出場はシティの結果次第となった。最終節でユナイテッドはボーンマス、シティはスウォンジーと対戦する。ファン・ハール監督は、「まだシティを上回ることはできる。彼らが負け、我々が勝てば、4位に浮上できる。リーグでは(サプライズな結果が)多く起こり得る」とし、「シティに簡単に欧州CL出場権を与えるつもりはない」と断言した。

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