マンチェスター・ユナイテッドに所属するMFアンデル・エレーラがチームメイトでキャプテンであるFWウェイン・ルーニーへの信頼を語った。クラブ公式サイトが伝えている。

　エレーラは「ウェインはワールドクラスのプレーヤーであり、有能なキャプテンだ。しかも自分勝手なところがない。ウェインには常にチームに、そしてロッカールームにいて欲しい存在だ。スター選手の中には自分勝手になってしまう人もいるけれど、ウェインはまったくそうじゃない。それはとても大事なことだ」とその人間性を称える。

　今月7日に行われたプレミアリーグ第37節ノリッジ戦では1-0で勝利したものの、試合前からアクシデント続きだった。休養を与えられたFWマーカス・ラッシュフォードがベンチ外となるなか、ウォーミングアップ中にFWアントニー・マルシャルが負傷。急遽ベンチスタートだったエレーラが先発することになり、1トップをルーニーが務めた。

　先発することになったエレーラは、マルシャルに対して「次の試合までには万全にしておけよ!」と声をかけたという。急な出場となったものの、「アルベルト(ファーストチームコーチ)が僕のところへ来たときには、準備はできていた。常にできる限りたくさんプレーしたいと思っているから、いつだって準備は万端なのさ」と話すように問題はなかったようだ。

　ノリッジ戦を振り返るエレーラは「マーカスとアントニーのほうがスピードはある」と言いつつも、「だけど、ウェインのクオリティが何たるかは皆が知っている。アシストができ、ボールキープもできる。中盤に厚みを出したいときはMFとしてもプレーできる。常にゲームの主導権を握ることを必要とするチームにとって、彼のような存在は本当に貴重だ」と改めてルーニーへの信頼を口にした。

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