21日にコッパ・イタリア決勝が開催されたローマで、ミランのサポーターグループに襲撃されたとみられる2名が刺されて負傷し、サポーター1名が逮捕される事件が起こった。『ガゼッタ・デッロ・スポルト』などイタリア複数メディアが伝えている。

　ローマのスタディオ・オリンピコで行われた今季のコッパ・イタリア決勝は、セリエA王者でもあるユベントスが延長戦の末1-0で勝利を収め、2年連続の国内2冠を成し遂げる結果となった。MF本田圭佑がフル出場したミランはタイトルを手にすることができなかった。

　この試合の終了後、午前1時頃に残念な事件が起こってしまったようだ。ローマ市内のバールがミランサポーターのグループに襲撃され、26歳と40歳の2名が刺されて負傷したという。病院に搬送された2人は重傷ではあるが、命に別状はないとのことだ。

　警察はミランのサポーターバス3台の全乗客を特定した上で捜査を行い、その中から19歳の1名を逮捕した。現場付近では襲撃に用いられたとみられるナイフや棒なども押収された。

　警察によれば、襲撃を行った者たちは店の近くでバスを降り、数分間の襲撃のあとすぐにバスに戻って去って行った模様だという。動機は現時点で不明だと伝えられている。

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