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ザックが中国資本のイタリア参入に言及 「財政面と技術面を区別する必要がある」

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北京国安の元監督は資金力を歓迎、技術的な経験は少ないとの見解

 中国の蘇寧グループが古巣インテルのオーナーとなったことを受け、元日本代表監督のアルベルト・ザッケローニ氏が中国資本について言及した。資金力と技術的な側面を分けて考えるべきだと述べている。

 蘇寧グループはインテルの株式68.55%を取得し、エリック・トヒル会長からクラブを買収した。今月末の特別総会で正式に新取締役会が発足する予定となっている。また、ミランも中国の企業グループとクラブの身売りを交渉しているところだ。

 わずか4か月で解任の憂き目に遭ったものの、北京国安の指揮官として中国リーグも経験したザッケローニ氏は、『スカイ・スポーツ』で中国資本について次のように述べた。イタリア『fcinternews.it』が伝えている。

「財政的な側面と技術的な側面を区別する必要がある。前者については、ほかにないリソースが彼らにあることは確かだ。だから、こういうグループがやって来ることは歓迎だよ。我々が想像もできないような大金を持っているのだからね。中東もサッカーに投資しているが、直近で彼らがイタリアを考慮することはなかった。中国の人たちと違い、彼らは我々を避けたんだ」

「技術的なことを言えば、彼らに経験が少ないのは確かだね。中国のリーグが最も重要なリーグの部類に入らないことも確かだ。だが、彼らは成長を望んでいる。だから、今のところは、彼らのリソースを生かそうじゃないか」

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