beacon

エブラ&ポグバ、ドイツ撃破のモチベーションは「ユーベ合流を1週間遅らせるため」?

このエントリーをはてなブックマークに追加

テレビのインタビューで冗談めかしつつ、アッレグリ監督とトレーナーに「メッセージ」

 フランス代表のDFパトリス・エブラとMFポール・ポグバが、7日のユーロ2016準々決勝でドイツを下した試合後、所属ユベントスのプレシーズンキャンプへの合流を遅らせることがモチベーションになったと冗談を飛ばしている。

 世界王者ドイツを2-0で下したフランスは、16年ぶりとなるファイナル進出を決めた。10日の決勝では、12年ぶりのファイナルとなるポルトガルと対戦する。

 試合後、エブラはスイスのイタリア系テレビ局『RSI』のインタビューに応じた。すると、そこにポグバも登場。インタビュアーはマイクをエブラに渡し、2人にやり取りを委ねる。すると、エブラはポグバに対し、次のように“質問”した。

「世界王者であるドイツを相手にこのような勝利を収めることができた。『僕らの』イタリアを倒したドイツだ。(ユベントスに所属するイタリア代表の)チームメートたちのことは本当に悲しかった。彼らはドイツを倒してくれと言ってくれていたんだ。僕らはそれを実現した。ポール、感想は?」

 質問を振られたポグバは、やや冗談めかしつつ、次のように述べている。

「イタリアのエネルギーをすべてもらったと思う。そして今日、僕らはうまくやることができたんだ。でも、まだ終わっていない。ドイツ相手の勝利は素晴らしいけど、まだ終わっていないんだよ。決勝でポルトガルを倒さなければいけない」

 すると、エブラがここで再びマイクを自分に向け、このように続けた。

「それにポールには、ビノーボ(ユーベ練習場)に早く戻って走らなければいけなくなるというプレッシャーがあったんだ。だから、今日の試合で勝つのが大事だったんだよね。(ユーベ合流が)もう1週間先になるように。これはアッレグリ監督やトレーナーへのちょっとしたメッセージさ(笑) 何も言わないでおくよ。でも、もう1週間。僕らはそれをモチベーションに戦ったんだ(笑)」

 エブラのコメントには、ポグバも途中で相乗りし、2人で笑いながらマッシミリアーノ・アッレグリ監督への「メッセージ」を発した。イタリア王者の指揮官は、テレビ画面を前に笑みを浮かべたのではないだろうか。


●EURO2016特集
世界のサッカー情報はgoal.com

TOP