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波乱の幕開け 相手は消防士やタクシー運転手…スコットランド王者がCL初戦でセミプロに完封負け

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 12日に行われたUEFAチャンピオンズリーグ予選2回戦の第1戦で、スコットランド王者のセルティックがジブラルタルのリンカーンに0-1で敗れる波乱が起きた。

 1回戦を勝ち上がったリンカーンの敵地に乗り込んだセルティックは序盤から圧倒的に試合を支配するが、2度のシュートがクロスバーに嫌われるなど、スコアを動かせずにいた。すると後半3分に先制点を献上。その後も猛攻を続けたが、虎の子の一点を守り切られてしまった。

 セルティックはかつてMF中村俊輔(横浜FM)がプレーしていたことでも知られる、スコットランドの名門。5連覇中のスコットランドリーグでは、通算47回の優勝を誇る。相手のリンカーンはジブラルタル王者と言えど、普段は消防士や警察官、タクシー運転手として働く選手らで構成されるセミプロクラブ。20日に本拠地グラスゴーでの第2戦を控えているとはいえ、屈辱を味わった。

 歴史的な敗戦を喫したことになるが、今季より指揮を執るブレンダン・ロジャース監督は努めて冷静に話している。『BBC』によると、「大きなショックは受けていない。こういう結果もありえると思っていた」と振り返る。「私たちは落ち着いているよ。来週、自分たちの力を発揮しなければならない」と切り替えの重要性を強調すると、「少しばかり厄介なことになったが、チームがパニックになるようなことはない。ファンに対するメッセージは、どうか落ち着いて欲しいということだ。常に私が感じていることだが、この手のトーナメントは第2戦のホームでの試合にかかっているんだ。私たちにはあなたがたの応援が必要だ」と呼び掛けた。

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