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モウリーニョ、ユーロ決勝での“監督ロナウド”に「何の助けにもならなかった」とバッサリ

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タッチライン際でチームを鼓舞したが…

 マンチェスター・ユナイテッドジョゼ・モウリーニョ監督は、レアル・マドリーFWクリスティアーノ・ロナウドがタッチライン際でもう一人の「監督」のように振る舞ったことは、母国ポルトガルがユーロ2016を制覇する上で何の貢献にもならなかったと考えを述べた。

 ポルトガルのエースとしてチームをけん引してきたC・ロナウドだが、開催国フランスと対戦したユーロ決勝では序盤に負傷してしまい、前半20分あまりでの途中交代を強いられることになった。

 だがC・ロナウドは、ピッチに立てなくともチームとともに戦い続けた。延長戦に入る前にはピッチ上でチームメートらを鼓舞し、その後はテクニカルエリアでフェルナンド・サントス監督と並んで指示を送るなど、さながらもう一人の監督であるような姿を見せた。

 延長後半にFWエデルが値千金のゴールを奪い、ポルトガルは悲願の初優勝を達成。F・サントス監督は試合後に「大きな助けになった」とC・ロナウドへの感謝を述べていたが、モウリーニョ監督の考えは異なるようだ。ポルトガル『スポルトTV』で同監督は次のように語った。

「ユーロ決勝の最後の数分間に、クリスティアーノ・ロナウドは少し感情のコントロールを失ってしまった。何も悪影響はなかったが、何の助けになったわけでもないと思う」

「ピッチ上には11人の選手たちがいて、それぞれの仕事をしていた。彼らを指揮するのは監督の役割だった。(C・ロナウドの行動は)誰もが望んでいた目標の達成まであと数分となったところで、感情が抑えきれなくなったことによるものだろう」

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