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C・ロナウドが“ダービー”でハット!! レアル、アトレティコに快勝で首位キープ&公式戦29戦無敗

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今季2度目のハットトリックを達成したレアル・マドリーFWクリスティアーノ・ロナウド

[11.19 リーガ・エスパニョーラ第12節 A・マドリー0-3R・マドリー]

 リーガ・エスパニョーラ第12節2日目が19日に開催され、4位アトレティコ・マドリーと首位レアル・マドリーによるマドリード・ダービーは前半23分、後半26分、同32分にFWクリスティアーノ・ロナウドがゴールを陥れてハットトリックを達成したレアルが3-0で快勝した。

 前半11分に決定機を創出したのはアウェーのレアルだった。巧みなタッチでボールキープしたMFイスコの鮮やかなスルーパスから左サイドを駆け上がったDFマルセロのピンポイントクロスを、ファーサイドのC・ロナウドがヘディングで叩き付けるもGKヤン・オブラクに阻まれ、こぼれ球はMFガビにクリアされて好機を逸してしまう。

 しかし、攻勢を掛けるレアルは前半23分に先制に成功する。FWルーカス・バスケスがDFステファン・サビッチのファウルを誘ってゴール正面でFKを得ると、キッカーを務めたC・ロナウドが直接狙ったシュートは壁に当たってコースが変わりながらも、そのままゴールマウスに吸い込まれてスコアを1-0とした。

 前半31分にはイスコのスルーパスからC・ロナウドがPA内に進入するも、鋭い切り返しから放ったシュートはオブラクの正面に飛んで追加点とはいかなかった。一方のアトレティコはレアルの守備に苦しみ、前線のFWフェルナンド・トーレス、FWアントワーヌ・グリーズマンまでボールをなかなか運べず、好機らしい好機を生み出せないまま前半終了のホイッスルが吹かれた。

 1-0とレアルがリードしたまま後半を迎えると、まずは同点に追い付こうとするアトレティコが立て続けにシュート場面を作り出す。だが後半3分にMFヤニック・カラスコがPA外から狙った右足シュートはわずかにゴール右に外れ、さらに同5分には高い位置でボールを奪ったグリエーズマンがミドルシュートを放つがGKケイラー・ナバスの守備範囲に飛んでしまう。同16分にはアトレティコベンチが動き、FWアンヘル・コレアとFWケビン・ガメイロを同時投入して攻勢を強めようとする。

 しかし、アトレティコの反撃ムードをレアルのエースが断ち切る。後半24分、PA内に進入したC・ロナウドがサビッチのファウルを誘ってPKを獲得すると、C・ロナウド自らがきっちりとネットを揺らしてリードは2点差に。さらに同32分にはイスコの浮き球のパスを受けたベイルが左サイドを突破してグラウンダーのクロスを送ると、ファーサイドに走り込んだC・ロナウドが右足で押し込み、今季2度目のハットトリックを達成した。

 エースが爆発したレアルは3-0の完封勝利を収め、首位をキープするだけでなく、昨季から続く公式戦無敗記録を「29」に伸ばした。敗れたアトレティコは2連敗を喫し、レアルとの勝ち点差は9に開いている。


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