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カメルーン代表7選手がアフリカ杯への招集に難色を示す…協会と選手の対立再び?

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カメルーン代表でまたも問題が…

 2017年1月14日よりアフリカネイションズカップ2017がガボンで開催される。この大会でカメルーンはグループAで開催国のガボンと同組になっているが、ヨーロッパでプレーするカメルーン代表選手の7人が招集に対して難色を示しているという。

その7名は以下のとおり。
ジョエル・マティプ(リバプール)
アンドレ・オナナ(アヤックス)
ギー・エンディ・アセンベ(ナンシー)
アラン・ニョム(WBA)
マクシム・プンジェ(ボルドー)
アンドレ・フランク・ザンボ(マルセイユ)
イブラヒム・アマドゥ(リール)

 すでにアフリカネイションズカップへの予備登録35人のメンバーリストの中に前述の選手は入っているが、所属クラブではいずれも重要な役割を果たしており、1か月近い戦線離脱について拒否反応を示している。

 その中でもリーダー格と言えるマティプは所属するリバプールでの戦いを重視。その上「以前招集された時に協会スタッフからいやな目に遭わされた」と語り、メディアの前でアフリカネイションズカップの出場辞退を公言している。

 20日、カメルーン代表のウーゴ・ブロース監督は記者に対し「マティプはアフリカでの戦いに関心を示していないようだ」と発言し、その一方でカメルーンサッカー協会は「代表チームでの公式戦について、FIFAの規則に従って選手を招集する権利を行使する」と招集をほのめかしている。

 カメルーン代表は過去にブラジル・ワールドカップを前に大会での報酬を巡って選手と協会が対立した経緯があった。その他にもかつてのエースであるサミュエル・エトーが協会の給与未払い問題や不正を指摘したことで「このままでは私は暗殺される」として代表入りを拒否したことも。2017年を間近に控えた現在も、カメルーンサッカー協会と、カメルーン代表選手との溝はまだまだ深いようだ。

 年内の来週にはカメルーン代表のブロース監督が大会に臨む23人の選手を発表する見通しとなっているが、果たして前述の7人を説得するのか、その決断が注目される。
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