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インテル主将イカルディが告白「デ・ブール時代のチームの雰囲気は耐え難いほどだった」

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マウロ・イカルディがデ・フール前監督時代のチームの状況を告白

 インテルの主将FWマウロ・イカルディが前任のフランク・デ・ブール監督が率いていた当時は、「耐え難いものだった」と明かしている。イタリア紙『ガゼッタ・デロ・スポルト』が報じている。

 今シーズンから日本代表DF長友佑都が所属するインテルの監督に就任したデ・ブール前監督は、セリエAで12位に低迷するなど成績不振により、11月1日に解任された。

 イカルディは当時のチーム内の雰囲気が最悪の状態であったことを明かしている。

「デ・ブール監督が率いていた頃は耐え難いほどだった。出場機会が少ない選手は不満をかなり溜め込んでいて、ゴール後の歓喜の輪にすら加わろうとしなかった」

 一方でイカルディは、11月8日から新たにインテルの監督に就任したステファノ・ピオリ監督の功績を称えている。ピオリ監督は、選手全員をチームプロジェクトに巻き込むことで、デ・ブール前監督時代に生まれていたレギュラー組と控え組の間の溝を埋めることに成功した。

「ピオリ監督になってチームの雰囲気は変わった。出場していない選手もチームプロジェクトに参加していると感じられるし、このチームの一員であることに喜びを感じているようだ」

 ピオリ監督就任後、インテルはリーグ戦において4勝1敗1分と好調を維持し、順位も7位に浮上した。イカルディはその要因がメンタル面にあると話している。

「ピオリ監督がインテルのメンタル面を改革してくれた。おかげで、出場機会が少ない選手を含めて全員が自信を取り戻すことができた」

 インテルの選手のメンタル面については、デ・ブール前監督も気づいており、解任直前のサンプドリア戦(0-1)では、敗北の理由として選手のメンタル面の問題を指摘していた。デ・ブール前監督から課題を引き継いだピオリ監督は、この問題に上手く対応することで、インテルの力を引き出すことができたといえる。

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