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伊メディアが乾貴士所属のエイバルを特集「移籍投資は17位ながらバスク最強」

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イタリアメディアがMF乾貴士所属のエイバルを称えた

 日本代表のMF乾貴士が所属するリーガ・エスパニョーラのエイバルについて、イタリアメディア『カルチョメルカート・コム』が10日、特集記事を組んだ。

「エイバルのシンデレラストーリー…降格危機からヨーロッパリーグへ」とのタイトルで、2014-15シーズンに18位となり2部降格の危機を迎えながらも、税金未払いや経営透明性の問題が浮上したエルチェに代わり1部に残留したエイバルを特集した。

 エイバルは現在、リーガ・エスパニョーラで7位につけ、同じくスペイン北部のバスク地方を代表する8位のビルバオや6位のソシエダとヨーロッパリーグ出場権を賭けて争っている。中でもその攻撃力は注目されている。これまで「チーム合計52得点を挙げており、1試合あたり1.6点」と「バスク地方の最強チーム」であるとしている。

 エイバルは人口2万7000人の都市に拠点を置く小規模クラブらしくこぢんまりとした経営だが、成績をしっかり残しており、コストパフォーマンスの高いクラブだ。昨夏の移籍市場での投資額は「わずかに1000万ユーロ(約12億円)とバルセロナよりも1億1000万ユーロ(約130億円)も少ない」と報じられている。リーガ全体でも17位と下位だ。昨夏の取引で最も高額だったのが22歳のFWナノで320万ユーロ(約3億7000万円)だ。

 また外国人選手の在籍数も少なく、わずかに5名だ。日本の乾の他、アルゼンチンのMFゴンサロ・エスカランテとDFマウロ・ドス・サントス、フランスのDFフローリアン・ルジューヌ、カーボベルデ移民の子でポルトガル国籍を持つFWベベだ。記事では乾らエイバルに所属する選手が「来季、ステップアップをすることになるかもしれない」と強豪クラブへの移籍の可能性を示唆し、期待を寄せている。


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