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リバプールは終了間際の失点で開幕戦白星ならず…昨季ギリギリ残留のワトフォードと痛恨ドロー

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リバプールの開幕戦は3-3でワトフォードと引き分け

[8.12 プレミアリーグ第1節 ワトフォード3-3リバプール]

 プレミアリーグは12日、第1節2日目を行った。リバプールは敵地でワトフォードと対戦し、3-3で引き分けた。

 昨シーズンを4位で終え、ユルゲン・クロップ体制3年目を迎えたリバプールは、開幕戦で守護神にGKシモン・ミニョレを起用し、最終ラインに18歳のDFトレント・アレクサンダー・アーノルドを抜擢。4-3-3の3トップには、FWロベルト・フィルミーノを中央に入れ、左にMFサディオ・マネ、右に新加入MFモハメド・サラーを並べた。なお、クラブに“トランスファー・リクエスト”を提出したと報じられたMFコウチーニョは腰痛により欠場している。

 試合は、粘り強い守備でリバプールに攻撃の形を作らせなかったワトフォードが先制する。前半7分、カウンターからFWステファーノ・オカカのスルーパスに反応したMFロベルト・ペレイラが2度の切り返しで相手DFを惑わせ、PA内から右足を振り抜いたが、GKミニョレに防がれる。それでも、これで獲得した右CKからゴール前に走り込んだオカカがヘディングシュートを叩き込み、スコアを1-0とした。

 だが、前半18分にワトフォードをアクシデントが襲う。DFダリル・ヤンマートが負傷し、DFキコ・フェメニアとの交代を余儀なくされた。すると、これまで劣勢だったリバプールがワンチャンスをモノにする。29分、DFアルベルト・モレノがPA手前のMFエムレ・カンにパスを送り、カンがダイレクトでPA左へはたく。これを受けたマネが冷静に右足でゴール右隅に沈め、試合を振り出しに戻した。

 それでも昨シーズン17位でギリギリ残留したワトフォードがすぐさま勝ち越しに成功する。前半31分、PA右からMFトム・クレバリーが中央へ折り返すと、リバプールのアーノルドのクリアが味方に当たってこぼれたボールをMFアブドゥライェ・ドゥクレが右足で押し込み、2-1と再びリードを奪った。

 しかし、後半開始早々に再びワトフォードに負傷者が発生。4分、R・ペレイラがプレー続行不可能となり、FWリシャルリソンがピッチに入った。

 リバプールは前半9分、裏へ抜け出したサラーがGKエウレーリョ・ゴメスに倒され、PKを獲得。これをフィルミーノが落ち着いてGKゴメスの逆に転がし、2-2と同点に追いつく。さらに12分、自陣からDFデヤン・ロブレンが左サイドの裏へロングパス。これに反応したフィルミーノが飛び出したGKゴメスの頭上を突くループパスを入れると、ゴール前に勢いよく走り込んだサラーが左足で押し込み、3-2と逆転に成功した。

 この日、初めてリードを奪ったリバプールは後半20分、左CKからDFジョエル・マティプがヘディングシュートもクロスバーを直撃。さらに移籍後初ゴールを奪ったサラーが生き生きし始めると、32分にマネのスルーパスに反応したサラーがPA右から強烈なシュートを放ったが、わずかに枠を外れた。

 リバプールは後半36分にFWディボック・オリジ、41分にMFジェームズ・ミルナーを投入。前半のようにワトフォードを自由にさせず、そのまま試合は終了するかと思われた。

 しかし、後半アディショナルタイム3分、ワトフォードは右CKからニアでリシャルリソンが放ったシュートはGKミニョレに阻まれてクロスバー下を叩き、ボールが真下に落ちる。これをDFミゲル・ブリトスが頭で押し込み、土壇場で同点。試合はそのまま3-3で引き分けに終わった。


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