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「テロの脅威」でアジア杯3次予選一試合が中止に…キルギス首相が決断

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AFCはアジア杯3次予選キルギス対ミャンマーの中止を発表した

 アジアサッカー連盟(AFC)は4日、5日に行われる予定となっていたアジア杯3次予選のキルギス代表対ミャンマー代表が中止になったと発表した。AFCは理由を「セキュリティー上の不安が増大した」とのみ発表したが、現地メディアは「テロの脅威によるもの」と報じている。

 キルギスメディア『AKIpress』英語版によると、同国のサパル・イサコフ首相が中止を決断し、サッカー協会が報道陣に発表したという。

 協会のスルタノフ会長は「延期となるか、没収試合となるかは決めている最中だ」と説明し、「現状ではムスリム国家ではなく、中立地で開催するという選択肢もある」と付け加えている。

 また、ミャンマー側はアウェーで発生した事件の対応に追われた。『ミャンマー・プレス』によると、すぐさま厳重な警備のもとで空港に向かい、すでに帰路に着いたという。

 ドイツ人のゲルト・ツァイゼ監督は現地メディアの取材に対し、「とても失望している。準備はしてきたし、勝ち点3を持ち帰りたかった。しかし、不運にもハイポリティックス(軍事外交の問題)がそうさせてくれなかった」と話している。

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