チェルシーのアントニオ・コンテ監督は、FWエデン・アザールのマンチェスター・ユナイテッド移籍に関するうわさを否定した。

　先日、2シーズン前までチェルシーを率いていたジョゼ・モウリーニョ監督が9000万ポンド(約136億円)で教え子のアザール獲得を目論んでいると複数のメディアが報じた。さらに、ベルギー代表FW自身もチェルシーとの契約延長を拒むなど、この移籍は一気に進むのではないかと考えられている。しかし、コンテ監督は移籍のうわさは真実ではないと会見で強調した。

「全クラブや指揮官にとって難しい時期が始まった。この時期になると多くのうわさが飛び交い、一部には正確なものもあるが、真実ではないものも多い。どのような状況でもうまく対処しなければならず、私にとって最善の策は報道を見聞きしないことだ」

「選手たちは1試合1試合に集中してしなければならない。この時期は3日ごとに試合があり、そのような報道に惑わされている場合ではない。我々の選手たちはこのような憶測に波風立たされず、試合のことだけを考えているはずだ。それに、そのようなデタラメに耳を傾ける必要はない」

　また、同指揮官は今冬の補強について「クラブと話し合いを進めている。私は今いる選手たちとの仕事を楽しんでいて、これからも彼らと仕事を続けたいと思っている。それと同時にチームを強化できるチャンスがあれば、クラブが何かしらのアクションを起こすだろう」と1月の移籍市場で新戦力を獲得する可能性があることを否定しなかった。

---

●プレミアリーグ2017-18特集