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ハル・シティDFの現役引退で傷心のケーヒル、コンテ「彼とはまだ話をしていない」

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ガリー・ケーヒルを励ますアントニオ・コンテ監督

 チェルシーを率いるアントニオ・コンテ監督が、現役引退を表明したハル・シティのMFライアン・メイソン(26)について触れた。クラブ公式サイトが伝えている。

 トッテナム下部組織出身のメイソンは、2016年8月にハルに完全移籍。悲劇は、昨年1月22日に行われたプレミアリーグ第22節チェルシー戦で起きた。前半12分、メイソンはCKからゴール前での競り合いでDFガリー・ケーヒルと頭を衝突し、ピッチに転倒。搬送先の病院で頭蓋骨の骨折と診断され、手術を受けた。

 メイソンは復帰に向けてリハビリを続けていたものの、医師との話し合いの結果、怪我から約1年後の今月13日に現役引退を発表。これを受けてケーヒルは「ライアンのようなトップ選手にこんな結果が待っていたことに胸が張り裂けそうな思いだ」と自身のツイッター(@GaryJCahill)に綴り、ショックを隠し切れずにいた。

 チェルシーは16日にFA杯5回戦でハルをホームに迎える。ケーヒルの起用を示唆したコンテ監督は「ケーヒルは人柄もいい素晴らしい男だ。彼が間違いを犯したわけではないから、元気を出してほしい。正直、彼とはまだ話をしていないんだ。私が話しかけに行かなければならない時は、何か問題がある時だからね。これもフットボールだから、問題があるとは思わないよ」と傷心のケーヒルを励ました。

「こういったことは時として起こりうるが、重要なのは故意にやっていないという事だ。非常に残念なニュースだが、こういったこともフットボールでは起こりうると受け入れていくしかないね」

 なお、英『イブニング・スタンダード』によると、チェルシーはメイソンをスタンフォード・ブリッジに招待しているという。

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