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主力温存のバルサ、数的不利に陥るもセルタとドロー…無敗記録は「40」に

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リーガ初ゴールを奪ったFWウスマン・デンベレ(右)をMFフィリペ・コウチーニョが祝福

[4.17 リーガ・エスパニョーラ第33節 セルタ2-2バルセロナ]

 リーガ・エスパニョーラ第33節1日目が17日に開催され、バルセロナセルタのホームに乗り込んだ。前半36分にFWウスマン・デンベレの得点で先制したバルセロナは、同45分にセルタに追い付かれながらも、後半19分にFWパコ・アルカセルの得点で勝ち越しに成功。しかし同37分にFWイアゴ・アスパスにゴールを許して2-2の引き分けに終わった。

 前節バレンシア戦から中2日で迎え、週末にはコパ・デル・レイ決勝セビージャ戦が控えるバルセロナはターンオーバーを採用。MFアンドレス・イニエスタ、MFセルヒオ・ブスケツ、DFジェラール・ピケらが招集外となり、FWリオネル・メッシ、FWルイス・スアレス、DFジョルディ・アルバらがベンチスタート。MFコウチーニョやデンベレが先発起用されて、この一戦に臨んだ。

 バレンシア戦で39試合無敗のリーガ記録を打ち立てたバルセロナは、主力を欠きながらも序盤からゴールに迫る場面を作り出す。前半11分、デンベレのスルーパスを受けたP・アルカセルが強烈なシュートを放つが、GKセルヒオ・アルバレスに阻まれてしまう。さらに同25分には、デンベレのCKからMFパウリーニョが打点の高いヘディングシュートで狙うも、ボールはポストを叩いてしまった。

 しかし、前半36分にバルセロナが先制に成功する。相手のパスミスをカットしたコウチーニョの縦パスをP・アルカセルがワンタッチでゴール前に送ると、走り込んだデンベレが左足ダイレクトで合わせてネットを揺らし、スコアを1-0とした。このゴールはデンベレにとって、リーグ戦移籍後初ゴールとなった。だが同45分、中盤でMFアンドレ・ゴメスのパスミスを奪われてカウンターを浴びると、FWマキシ・ゴメスのグラウンダーのクロスをDFホナタン・カストロに蹴り込まれ、セルタに同点に追い付かれてしまう。

 1-1のまま後半を迎えたバルセロナは、セルタにゴールを脅かされる場面を作られながらも勝ち越しゴールを許さずに試合を進めると、同15分にコウチーニョに代えてメッシ、A・ゴメスに代えてMFセルジ・ロベルトを同時投入。すると同17分、デンベレとのワンツーで右サイドを突破したDFネウソン・セメドのグラウンダーのクロスをパウリーニョが左足で合わせると、S・アルバレスが触れたボールをP・アルカセルが押し込んで勝ち越しに成功した。

 しかし後半26分、スルーパスから抜け出したFWイアゴ・アスパスにファウルを犯したS・ロベルトが一発退場となり、バルセロナが数的不利に陥ってしまう。すると同37分、左サイドからFWエムレ・モルが送ったクロスをGKマルク・アンドレ・テア・シュテーゲンが弾いたボールがI・アスパスの体に当たってゴールマウスに収まり、セルタが試合を振り出しに戻した。

 その後は数的優位に立つセルタが攻勢を掛けるが、後半44分に迎えたFWルーカス・ボジェの決定機をテア・シュテーゲンが阻むなど、最後まで勝ち越しゴールは生まれず。2-2のまま試合終了のホイッスルが吹かれ、バルセロナの無敗記録は「40」に更新された。

●リーガ・エスパニョーラ2017-18特集

データ提供:Opta
※大会の公式記録と異なる場合があります

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