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10人になったバルサとC・ロナウドを失ったレアル…“激熱”クラシコはドロー決着

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白熱のクラシコは2-2のドローに終わった

[5.6 リーガ・エスパニョーラ第36節 バルセロナ2-2R・マドリー]

 リーガ・エスパニョーラ第36節3日目が6日に開催され、バルセロナレアル・マドリーによる「クラシコ」が開催された。前半10分にFWルイス・スアレスの得点でバルセロナが先制するが、同14分にFWクリスティアーノ・ロナウドが決めてレアルが同点に追い付く。後半に入ると同7分にFWリオネル・メッシ、同27分にFWガレス・ベイルがネットを揺らし、試合は2-2の引き分けに終わった。

 前節、無敗(26勝8分)のまま2年ぶり25度目のリーガ優勝を決めたバルセロナはメッシ、L・スアレス、DFジェラール・ピケらとともに、今季限りでの退団が発表されたMFアンドレス・イニエスタがスターティングメンバーに名を連ね、最後のクラシコに臨む。一方のレアルはFWカリム・ベンゼマ、ベイル、C・ロナウドの「BBCトリオ」らを先発起用して、伝統の一戦を迎えた。

 前半10分に先制点を奪取したのは、ホームのバルセロナだった。自陣でDFセルジ・ロベルトが打ち込んだ縦パスをMFフィリペ・コウチーニョが巧みなタッチでL・スアレスに送ると、L・スアレスのスルーパスからS・ロベルトが右サイドを駆け上がる。フリーで送られたピンポイントクロスを、ファーサイドに走り込んだL・スアレスが鮮やかな右足ダイレクトボレーで叩き込み、スコアを1-0とした。

 しかし、すぐさまレアルが同点に追い付く。前半15分、左サイドから中央に持ち込んだC・ロナウドのパスを外側を回って受けたMFトニ・クロースがクロスを送ると、ファーサイドのベンゼマがヘッドで折り返したボールに飛び込んだC・ロナウドが右足で押し込み、試合を振り出しに戻した。

 すると、勢いに乗ったレアルが立て続けにゴールに迫る場面を創出。前半27分、MFルカ・モドリッチの鋭いスルーパスからPA内に侵入したC・ロナウドが、GKマルク・アンドレ・テア・シュテーゲンとの1対1を迎えるも、シュートはテア・シュテーゲンにストップされる。さらに同28分にはクロースのスルーパスから最終ライン裏を突いたC・ロナウドが左足で狙ったが、シュートはわずかにゴール右に外れてしまった。

 その後は両チームともに熱くなる場面が目立ち始め、L・スアレス、DFセルヒオ・ラモス、メッシなど、計5枚のイエローカードが前半だけで提示される。そして前半アディショナルタイムにはDFマルセロへのファウルでS・ロベルトが一発退場となり、ホームのバルセロナが数的不利に陥ってしまった。

 1-1のまま後半を迎えると、10人で戦うバルセロナはコウチーニョに代えてDFネウソン・セメドを投入。一方のレアルは、同点ゴールを奪った際に足を痛めた様子を見せていたC・ロナウドに代えてMFマルコ・アセンシオをピッチへと送り込んだ。

 すると後半7分、1人少ないバルセロナが勝ち越しに成功する。左サイドでボールを受けたL・スアレスがマークについたDFラファエル・バランを振り切ると、中央のメッシへ。細かいステップで寄せてくるS・ラモス、MFカゼミーロを巧みにかわしてシュートコースを生み出すと、左足の強烈なシュートを突き刺してスコアを2-1とした。

 勝ち越したバルセロナは後半12分、イニエスタに代えてMFパウリーニョを投入すると、ピッチを去るイニエスタにはスタンディングオベーションが送られた。同23分にはレアルベンチが動き、DFナチョ・フェルナンデスに代えてFWルーカス・バスケスをピッチへと送り込んだ。

 1人少ないながらもバルセロナは後半25分に決定機を創出するが、L・スアレスが自陣から送ったロングパスで最終ライン裏に抜け出したメッシのシュートはGKケイラー・ナバスに阻まれてしまう。すると同27分、アセンシオのスルーパスに走り込んだベイルが左足ダイレクトで合わせる鮮やかなシュートでネットを揺らし、レアルが試合を振り出しに戻した。

 その後、両チームともに勝ち越しゴールを狙うが、同37分にMFイバン・ラキティッチのラストパスから放ったメッシのシュートがK・ナバスにストップされるなど、スコアは動かず。2-2のまま試合終了のホイッスルが吹かれ、バルセロナは昨季32節ソシエダ戦から続く無敗記録を42試合に伸ばした。

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データ提供:Opta
※大会の公式記録と異なる場合があります

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