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元伊代表GKがドンナルンマに忠告「ピッチを出るときは泣くな。弱さを見せるな」

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落胆のGKジャンルイジ・ドンナルンマ

 ユベントスやイタリア代表で守護神を務めたステファノ・タッコーニ氏らが、ミランの19歳GKジャンルイジ・ドンナルンマについて見解を示した。イタリア紙『トゥット・スポルト』が10日、報じている。

 ドンナルンマは9日、コッパ・イタリア決勝ユベントス戦に先発出場したが、2失点目および3失点目のシーンで決定的なミスを犯した。この影響もあり、ミランは0-4で完敗し、優勝を逃している。

 試合終了後、傷心のドンナルンマはチームメートのDFレオナルド・ボヌッチやGKマルコ・ストラーリ、対戦相手のGKジャンルイジ・ブッフォンらに慰められたが、元ユベントスのタッコーニ氏は、厳しい意見を述べた。

「才能はあるが、サポートしてやらなければならない。基本的なことについても、いつも広げすぎている足などから修正していかなければならない。それからピッチから出るときは泣くな。自分の弱さを見せているようなものだ。出るときは胸を張るんだ」

「試合によっては、一つのミスがすべてを台無しにすることもある。その瞬間まで何回美しいセービングを見せたかなど重要ではなくなる。常に集中力を最大に保たなければならない。(ワルテル)ゼンガは(1990年イタリアW杯の)アルゼンチンとの準決勝で、90分間完璧なプレーを見せたが、記憶に残っているのは失敗した飛び出しだけだ」

 またディノ・ゾフ氏も、若きミランの守護神について見解を示している。移籍のオファーに惑わされることなく、自身の成長に徹するよう求めた。

「どんなGKでも失敗することはある。ましてや19歳だ。ジージョには心配しないで日々を過ごしてほしい。将来は彼のものなのだから。成功するためのクオリティは兼ね備えている。ただカルチョメルカートの渦に飲まれないように気をつけて欲しい。昨夏のような引っぱり合いは避けるべきだ。代理人や家族は彼をもっと守ってあげて欲しい」

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