男子短距離走で数々の世界記録を持つ“人類最速の男”ウサイン・ボルトは31日、練習参加中のセントラル・コースト・マリナーズで練習試合に出場するようだ。『スカイ・スポーツ』などが報じている。

　3度の五輪で8つの金メダルを獲得し、男子100m、150m、200mの世界記録を持つボルト氏熱心なサッカーファン。自身がプレーすることも好んでおり、ここ数年はプレイヤー転身に向けてトレーニングを行っている。

　心のクラブをマンチェスター・ユナイテッドだと公言するボルトだが、デビューの地に選んだのはオーストラリア・Aリーグ。プロ契約を勝ち取るため、地元のアマチュアチームとのトレーニングマッチに出場するようだ。

　地元メディアの取材に対して「緊張はあるだろうね」と述べたボルトは「チャリティーマッチではない。キャリアをつかもうとしている」と強調。「ミスもするだろうが、誇りを持って自分をアピールする。完璧な試合ができないことはよく分かっているよ」と謙虚な意気込みを語った。

　ポジションは左ウイングになる見込み。「スピードと前後のトランジションに慣れていないし、それは最も困難なことだ」と戦術への不安は吐露。だが、これは話題作りではなく心の底からサッカーと向き合っている証。「システムに慣れようと努力している」と述べた。

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