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FIFAの高地規制に「待った」

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 スポーツ報知は29日、標高2500mを越える場所での国際試合を禁止した国際サッカー連盟(FIFA)の決定に対し、首都や政府所在地が高地に位置するボリビアなど南米のアンデス諸国が、一斉に反発したと報じている。
 同紙によると、中でも国内最大のサッカー場がラパスの標高約3600mに位置するボリビアのモラレス大統領は、外国人記者団との会見で、FIFAの決定を「高地に住む人々に対して差別的だ。高地ではスポーツをするなというのか」と強く批判したとのこと。
 ボリビアとコロンビア、エクアドル、ペルーが所属するアンデス共同体の外相会議は、FIFAに再考を促す決議を採択。ほかの南米諸国に支援を求めたという。
 アンデス地域ではコロンビアの首都ボゴタが標高約2600m、エクアドルのキトが2850mに位置する。FIFAは27日、呼吸困難など健康上の問題が大きいことを理由に、極端な高地での試合の禁止を決定していた。

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[5・28]極端な高地での試合は禁止
(文 宝田雅樹)

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