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サッリ監督、開幕5連勝で首位のチェルシーにも「今はリバプールとマンCのほうが上」

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開幕5連勝を達成したマウリツィオ・サッリ監督

 チェルシーは15日、プレミアリーグ第5節でカーディフと対戦し、4-1で勝利。マウリツィオ・サッリ監督は新体制ながらも開幕5連勝を達成した。

 リバプールも同じく5連勝だが、得失点差によりチェルシーは現在首位。しかし絶好調のチームを率いるサッリ監督は、まだタイトルについて考えるのは早いと語っている。クラブ公式サイトが伝えた。

「1試合で私の気持ちが変わることはないよ」と冷静に戦況を見る指揮官。他チームとの戦力を比較して「今の時点ではリバプールとマンチェスター・シティの方が上だろう」と打ち明けた。しかし新体制から見事にフィットしたスピードは圧巻であり、指揮官も成長を認め、さらなる伸びしろを期待している。

「チームはまだまだ成長できるよ。目標はイングランドでベストなチームになること。それは1か月限定ではなく1シーズン、もしくはそれ以上の期間でなることさ。現時点ではリバプールとマンチェスター・シティが我々を上回っていると思う」

「チームの攻撃は非常に相手の脅威となっているが、守備はまだ望む水準に達していない。カーディフはセットプレーに強みを持つチームだったが、こちらはそれに対して適切な答えを見いだせなかった。改善しなければならないが、すぐに修正できると思う」

 また、この試合ではMFエデン・アザールがハットトリックを記録。チームの大黒柱に対して指揮官も「アザールはヨーロッパで最高の選手の1人だと思っていたけど、考えが変わったよ。彼はヨーロッパで最高の選手さ。でも、まだまだ成長できると思っているよ」と最大級の賛辞を送った。

 とはいえ、そんなアザールにも改善点はあるようだ。「アザールは自陣でボールを回している時に5、6回ボールに触れるなど多くのエネルギーを使っている」と攻撃の組み立てに参加していることに触れ、「相手のゴールから20~25mの位置で多くのエネルギーを使った方がいい。アザールは30~35ゴールできると期待しているよ」とさらに攻撃的に行くことを指摘している。

 満を持してセリエAからプレミアリーグに挑戦したサッリ監督だが、現在の快進撃には「開幕は非常に難しくなると思っていたから本当に嬉しいよ」と手応えを掴んでいる。「いいチーム、そしていい選手達に恵まれたね。プレミアリーグで戦えることを嬉しく思うよ」と最高のスタートには率直に喜びを表した。

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