[10.12 国際親善試合 サウジアラビア0-2ブラジル]

　ブラジル代表は12日、国際親善試合でサウジアラビア代表と対戦し、2-0で勝利した。

　16日にアルゼンチン戦を控えているブラジルは、初招集のDFパブロ・ナシメント・カストロが早速先発。そのほかFWネイマールやMFフィリペ・コウチーニョ、DFマルキーニョス、MFカゼミーロといった主力がスターティングメンバーに名を連ねた。

　個で違いをみせつけるブラジルは前半26分、左サイドでFKを獲得すると、ネイマールが右足で上げたクロスをニアのFWガブリエル・ジェズスがヘディングシュート。しかし、GKモハメド・アル・オワイスに右手一本で弾き出されてしまう。それでも43分、ドリブルで相手を引きつけたネイマールのスルーパスに抜け出したジェズスがPA右から右足シュートを決め、前半を1-0で終えた。

　後半も当然のようにブラジルが主導権を握る。6分、ネイマールの絶妙なスルーパスからMFルーカス・モウラがGKと1対1の状況を迎えるが、右足シュートはGKオワイスがストップ。10分には、ネイマールが自ら左足で狙ったが、左ポストをかすめ、追加点とはならず。

　ブラジルは後半39分、相手の横パスをカットしたFWが右足シュートを放つと、PA外まで飛び出したGKオワイスの手に当たる。ここでビデオ判定となり、ハンドと判定されたGKオワイスが一発レッドで退場となった。数的優位に立ったブラジルはアディショナルタイム6分、ネイマールの右CKからGKの前に飛び込んだDFアレックス・サンドロが頭で合わせ、勝負あり。2-0でブラジルが完封勝利をおさめた。