Aリーグのパース・グローリーでプレーする元アイルランド代表FWアンディ・キーオは、ウサイン・ボルトがプロフットボーラーにとして契約することに懐疑的な考えを示した。

　オリンピックで8つの金メダルを獲得した陸上界の元スーパースターであるボルトは、オーストラリアAリーグのセントラルコースト・マリナーズに練習生として参加し、プロフットボーラーとしての契約を目指していた。同選手はプレシーズンマッチで2ゴールを挙げる活躍を見せていたが、キーオは『OFF THE BALL』の番組内で辛らつなコメントを残した。

　ボルトのボールタッチについて問われたキーオは「僕が目にした限りでは、トランポリンみたいだった」と言及。さらに続けて「Aリーグへの関心を高めるには良い試みだが、彼がAリーグでプレーすることに関して言えば…、それは僕には関係のないことだ。彼は32歳で、正直言ってプロフットボーラーとして契約できないと思う」と率直な意見を述べた。

「彼は少しばかりのポテンシャルを証明したが、プロとしてリーグで少しばかり戦えるものでしかない。マーケティング面で言えば良いとは思うが、フットボールの観点から言えば、この契約は茶番だ」

　さらに、予想よりも少額のオファーを提示されたボルトとクラブとの交渉が暗礁に乗り上げたと報じられていることについても言及。「彼はプロフットボーラーになるという夢を追いかけていると話していた。しかし、それだけではなく一定のサラリーを求めている。夢を追いかけているのなら金銭は関係ないはずだ。彼がやっていることは矛盾している」