beacon

マフレズがレスター会長に捧ぐV弾…シティがトッテナムを下して開幕から10戦無敗

このエントリーをはてなブックマークに追加

リヤド・マフレズが決勝点

[10.29 プレミアリーグ第10節 トッテナム0-1マンチェスター・C]

 プレミアリーグは29日、第10節の1試合を行った。マンチェスター・シティはウェンブリー・スタジアムでトッテナムと対戦し、MFリヤド・マフレズの決勝点により1-0で勝利した。

 暫定5位のトッテナムは、24日に行われたUEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)のPSV戦(2-2)から2人を変更。MFクリスティアン・エリクセンとFWソン・フンミンに代え、MFエリク・ラメラとMFムサ・シソコを起用した。同3位のシティは、23日に行われた欧州CLのシャフタール戦(3-0)から3人を変更。ケガ明けのDFカイル・ウォーカー、MFベルナルド・シウバ、FWセルヒオ・アグエロが先発入りした。

 前日に行われたアメリカンフットボールの影響で、劣悪のピッチコンディションの中行われた上位対決は、開始早々にスコアが動いた。シティは前半6分、GKエデルソンのロングキックからDFキーラン・トリッピアーと体を入れ替えてFWラヒーム・スターリングが抜け出すと、PA左深くからカットインしてマイナスに折り返したボールをマフレズが左足で流し込み、先手を取った。

 今季レスター・シティから加入したマフレズは、ゴールパフォーマンスで天に指差す仕草をみせ、先日ヘリコプター墜落事故で亡くなった同クラブのビチャイ・スリバッダナプラバ会長にゴールを捧げたものとみられる。

 追加点を狙うシティは前半29分、PA内でパスを回してMFダビド・シルバのパスを受けたマフレズが右足シュートを放つが、GKウーゴ・ロリスに弾き出される。前半のうちに追いつきたいトッテナムは34分、ラメラがワンタッチで出したスルーパスにFWハリー・ケインが反応。ディフェンスラインの裏へ抜け出したが、飛び出したGKエデルソンに止められ、チャンスを逃した。

 試合を優勢に進めるシティは1点リードで迎えた後半10分、マフレズがPA右のスペースにパスを送り、B・シウバが中央へ折り返す。アグエロがニアに相手を引きつけ、MFダビド・シルバがボールを受けたが左へのパスを選択。スターリングが右足シュートを放ったが相手のブロックに阻まれ、ベンチのジョゼップ・グアルディオラ監督も怒りを露わにした。

 ここで両ベンチが動く。トッテナムは後半22分、MFエリック・ダイアーに代えてMFハリー・ウィンクスを投入。対するシティ26分にアグエロを下げ、MFケビン・デ・ブライネをピッチに送り込んだ。

 後半30分にMFデレ・アリを投入したトッテナムは、35分に決定機。ハーフェーライン付近の左サイドでマフレズからボールを奪ったデレ・アリがドリブルでボールを運び、PA中央に空いたスペースへラストパスを送る。ここにフリーで走り込んだラメラが左足でシュートを放つが枠を大きく外れ、絶好のチャンスを逃した。

 さらにトッテナムは後半37分、最後の交代カードでエリクセンを投入する。だが、同点に追いつけないでいると、シティは45分にDFビンセント・コンパニを入れて逃げ切りに成功。シティが注目の上位対決を1-0で勝利し、開幕から無敗(8勝2分)で首位に再浮上した。

●プレミアリーグ2018-19特集

データ提供:Opta
※大会の公式記録と異なる場合があります

TOP