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激闘のノース・ロンドン・ダービーを制したのはアーセナル!エメリ采配的中でトッテナム撃破

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逆転ゴールを決めた途中出場のFWアレクサンドル・ラカゼット

[12.2 プレミアリーグ第14節 アーセナル4-2トッテナム]

 プレミアリーグは2日、第14節を行った。エミレーツ・スタジアムではアーセナルトッテナムが対戦し、アーセナルが4-2で“ノース・ロンドン・ダービー”を制した。

 ミッドウィークに欧州カップ戦を行った両クラブ。ホームのアーセナルは29日のELボルスクラ・ポルタバ戦からDFロブ・ホールディングを除く10人を変更し、FWピエール・エメリク・オーバメヤンやMFルーカス・トレイラら主力が先発。MFメスト・エジルはベンチ外となっている。対するトッテナムは、28日のCLインテル戦から4人を変更。DFフアン・フォイスとMFエリック・ダイアー、MFクリスティアン・エリクセン、FWソン・フンミンが起用された。

 ダービーマッチということもあり、スタジアムの雰囲気も相まって、気持ちの入った立ち上がりとなった。そんな中、試合は早々に動いた。前半8分、アーセナルは左サイド深くでFKを獲得し、キッカーのMFグラニト・ジャカがゴール前にクロスを上げると、DFシュコドラン・ムスタフィと競り合ったDFヤン・フェルトンヘンのハンドによりPKを獲得。これをオーバメヤンが冷静に決め、アーセナルが先手を取った。

 失点から徐々に攻勢を強めたトッテナムは前半30分、PA左脇でFKを獲得すると、エリクセンが右足で上げたクロスをニアでダイアーが頭で合わせ、1-1。試合を振り出しに戻した。さらに33分、抜け出したソン・フンミンがPA左でホールディングのスライディングを受けてPKを獲得。これをFWハリー・ケインが落ち着いてゴール左下に蹴り込み、2-1と逆転に成功した。

 1点ビハインドのハーフタイムを迎えたアーセナルは後半開始からFWアレックス・イウォビとMFヘンリク・ムヒタリアンに代え、FWアレクサンドル・ラカゼットとMFアーロン・ラムジーを投入。オーバメヤンの1トップからラカゼットを加えた2トップに変更し、ラムジーをトップ下に並べた。

 後半の立ち上がりはトッテナムペースだったが、徐々にアーセナルが流れを引き寄せると、11分だった。自陣右サイドからDFエクトル・ベジェリンが前線に鋭いスルーパスを送り、スペースに走り込んだラムジーがワンタッチで中央へつないでペナルティーアーク内からオーバメヤンが右足一閃。ダイレクトで放ったシュートがゴール右隅に突き刺さり、2-2と追いついた。

 勢いづくアーセナルは後半15分、右CKからホールディングが頭で落とし、ムスタフィが右足シュート。ライン上でMFデレ・アリにクリアされたボールをトレイラが右足で狙うが、わずかに枠を外れて一気に逆転とはならず。一方のトッテナムは23分、相手のミスからソン・フンミンが強烈な右足ミドルシュート。枠を捉えていたが、GKベルント・レノに弾き出された。

 アーセナルは後半26分、足を痛めたムスタフィに代えてMFマテオ・グエンドゥジをピッチに送り込む。すると、29分にアーセナルが逆転に成功する。ハーフェーライン付近でフォイスからボールを奪ったラムジーが素早くラカゼットへパス。ペナルティーアーク内からラカゼットが体勢を崩しながらも左足を振り抜くと、ダイアーに当たったボールがゴール左隅に吸い込まれ、3-2とした。

 さらにアーセナルは後半32分、オーバメヤンのスルーパスで完全に裏へ抜け出したトレイラがPA右から右足シュートを決め、4-2。移籍後初ゴールとなったトレイラは、イエローカード覚悟でユニフォームを脱ぎ、喜びを爆発させた。

 その後、トッテナムはMFルーカス・モウラ、MFハリー・ウィンクス、DFダニー・ローズを投入したが、後半40分にフェルトンヘンが2枚目のイエローカードを受けて退場。試合は4-2のままタイムアップを迎え、アーセナルが勝った。この結果、勝ち点30でトッテナムと並び、得失点差で順位が入れ替わってアーセナルが4位に浮上した。

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データ提供:Opta
※大会の公式記録と異なる場合があります

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