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デンベレ、規律違反以降は輝きを増すばかり…ビジャレアル戦のプレーを絶賛される

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バルセロナFWウスマン・デンベレ

 規律違反によって批判を浴びせられていたバルセロナFWウスマン・デンベレだが、それからは輝きを増すばかりだ。

 リーガ・エスパニョーラ第13節、敵地でのアトレティコ・マドリー戦(1-1)では途中出場から劇的同点弾を決め、現地メディアに「遅れてやって来たデンベレ」と、あの練習欠席騒動に引っ掛ける形での称賛を受けたフランス代表FW。この問題児は2日に行われた第14節、本拠地カンプ・ノウでのビジャレアル戦(2-0)でもチームを引っ張る活躍を披露した。

FWリオネル・メッシやMFコウチーニョらが精彩を欠いたこのビジャレアル戦で、右ウイングとしてプレーしたデンベレは一際輝きを放っていた。序盤には対面するMFアルフォンソ・ペドラサを4回もドリブルでいなす離れ業を披露して、36分にはDFジェラール・ピケの先制点をお膳立て。右足で蹴ったCKが相手DFに当たって再びデンベレの足元に転がると、両利きの同選手は今度は左足で精度抜群のクロスを送り、このボールからピケがヘディングシュートを突き刺している。

 後半になってもデンベレは鋭いプレーは陰りを見せることなく、チームの攻撃を牽引し続けた。スペインメディアは、そんな同選手に対してさらなる称賛を浴びせている。スペイン『スポルト』は戦評で「デンベレのスパークがバルサを後押し」とのタイトルを記し、採点ではチーム最高タイとなる8点(10点満点)を付けて次のように評した。

「良い気持ちで、楽しむためにプレーした。各アクションでそう感じられたし、なおかつ(右SBのネウソン・)セメドと理解し合っていた。カンプ・ノウは彼の前半のプレーに満足していたし、後半になってもそのレベルは変わらなかった。ピケのゴールをクロスでアシストするなど、完璧過ぎる試合だった」

 昨季には適応不足、今季には規律違反によって1億ユーロ以上の移籍金の価値がないともみなされたデンベレだが、現在はその額に見合うような活躍を披露し続けている。

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