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ザッケローニ氏がキャリアを振り返る「アジアサッカーは刺激的だが中国は…」

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 元日本代表監督のアルベルト・ザッケローニ氏が古巣のウディネーゼを訪問し、「私のカルチョ」をテーマにインタビューに応じた。ウディネーゼが4日、公式サイトで伝えている。

 ザッケローニ氏は1995年から1998年にかけてウディネーゼを指揮し、クラブ史上初となるUEFAカップ出場へと導いた伝説的監督として知られるが、近年では、日本代表や北京国安、アラブ首長国連邦(UAE)代表などの指揮を執り、活躍の舞台をアジアに移していた。ザック氏は2017年にUAEのオファーを受けた理由を明かした。

「私ぐらいの年齢になると、刺激的な冒険や経験を求めるのも良いと思う。UAEは、日本代表を指揮していたときに対戦した。すでに年代別代表で結果を出していた国だったので、2017年にオファーを受けたときは、快諾した。プロジェクトも非常に魅力的だった。全般的にアジアサッカーは非常に刺激的だよ」

 続いてイタリア人指揮官は、中国スーパーリーグでの経験について語っている。

「あまり良くない経験だった。中国の文化は欧米の文化とあまりにもかけ離れている。サッカーのレベルを引き上げようとかなりの投資はされたが、これまでほとんど結果が出ていない。組織自体も漠然としているし、サッカーへのアプローチは、まずお金が基準になっている」

 最後にザッケローニ氏は、今後の去就について言及している。65歳の指揮官は、今後も監督業を続けていくことを明言した。

「今は故郷チェゼナーティコでの生活を満喫しているが、夏が過ぎればまたサッカーが恋しくなるだろう。私は常に挑戦することが好きなので、このままぶらぶらしているつもりはない。今後、オファーが届いたら検討していくつもりだ」
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