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19歳ザニオーロ、ローマ残留へ2つの障壁…ユベントス移籍の可能性も?

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ローマMFニコロ・ザニオーロ

 イタリア代表の19歳MFニコロ・ザニオーロが、所属先ローマにおいて2つの問題を抱えていると、イタリア紙『コリエレ・デラ・セーラ』が報じている。

 ザニオーロは昨夏、インテルからローマに移籍すると、前任のエウゼビオ・ディ・フランチェスコ指揮下で徐々に信頼を勝ち取った。チャンピオンズリーグのポルト戦ではドッピエッタ(1試合2得点)を記録し、大ブレイクを果たしたローマの逸材だけに、今後の去就が注目されている。

 ザニオーロは現在、ローマと2023年までの契約を結んでいるが、年俸はチーム内で飛びぬけて低く、30万ユーロ(約3800万円)にとどまる。ボーナスを加えても70万ユーロ(約8900万円)ほどにしかならず、ローマMFはチームメイトと同等の金額を要求。契約期間を2024年に延長するとともに、年俸250万ユーロ(約3.1億円)もしくは、200万ユーロ(約2.5億円)にボーナスを加える形を希望している。一方、クラブは年を追うごとに徐々に金額を引き上げる前提で、より低い金額からのスタートを希望しており、両者の間で隔たりが見られる。

 さらにザニオーロを悩ませているのがポジションの問題だ。ディ・フランチェスコの下、トップ下でブレイクを果たしたザニオーロだが、新監督のクラウディオ・ラニエリは、同ポジションでMFロレンツォ・ペッレグリーニを重用しているため、最近では右サイドでの起用が目立つが、ここまで輝きを見せることができていない。

 ローマで浮上している契約条件やポジションの問題により、ザニオーロに関心を示すユベントスへの移籍の道が開く可能性もある。19歳MFの去就は、カップ戦出場権の獲得状況にも影響されるとみられるが、今後の動向は注目されるところだ。

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