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井手口陽介、独2部フュルト残留報道が一転して退団が濃厚に…クラブ間交渉がまとまらず

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MF井手口陽介

 ブンデスリーガ2部グロイター・フュルトはレンタルで加わっている日本代表MF井手口陽介を残せないようだ。ドイツ誌『キッカー』が伝えた。

 昨夏にリーズから1シーズンの期限付きでフュルトに渡った井手口だが、昨年9月の第5節ホルシュタイン・キール戦でデビューを果たすと、いきなりゴールをマーク。しかし、フュルトでの4試合目となったディナモ・ドレスデン戦で右ひざ後十字じん帯断裂の重傷を負うと、1月には半月板を損傷し、トップでの公式戦復帰は今月6日に行われた第32節ケルン戦となってしまった。

 それでもフュルトは22歳のMFに引き続き期待を寄せていた。リーズとのレンタル契約において買い取りオプションを確保した同クラブだが、先日にはラシード・アズージGM(ゼネラルマネジャー)は移籍金の引き下げに向けて交渉に入っていたとのこと。『フュルター・ナハリヒテン』に対し「彼は我々にうちのチームではほかの誰にもないものを与えてくれる」と井手口への高い評価を口にしていた。

 しかし、どうやらクラブ間の交渉はまとまらずに終わってしまったようだ。『キッカー』の新たな報道によると、「ヨウスケ・イデグチはシーズン終了後にグロイター・フュルトを去ることになるだろう」とレンタル終了後の退団が決定的だという。またフュルトにとって、買い取りオプションを行使するにあたって発生する移籍金は「高すぎた」とも伝えられている。

 なおリーズとは2022年までの契約を結んでいる井手口だが、EU圏外の選手としてイギリスでの労働許可を得るためには過去2年に渡ってA代表の国際公式戦で75%以上の出場が必要。その条件を満たしていないため、来季もまた国外に送り出されることになると見られる。

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