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アトレティコがバルサに怒りの公式声明…グリエーズマンは退団から一転して練習参加へ

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アトレティコがFWアントワーヌ・グリーズマンの移籍に関して公式声明

 アトレティコ・マドリーは5日、FWアントワーヌ・グリーズマンの移籍交渉に関し、バルセロナに対してクラブ公式サイトで声明を発表した。退団から一転し、アトレティコの練習に参加させることも併せて報告している。

 声明によると、5月14日に退団の意思をクラブに伝えたグリエーズマンが、すでに3月の時点でバルセロナと個人条件面で合意していたことが判明。移籍合意に至ったのは、3月12日に行われたUEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)決勝トーナメント1回戦第2戦のユベントス戦(0-3、2試合合計2-3)の直前だったようだ。

 また、バルセロナはアトレティコに対し、グリエーズマンの契約解除金が2億ユーロ(約244億円)から1億2000万ユーロ(約146億円)に引き下げられる7月1日以降に移籍を成立させるよう要求。さらにスペイン『マルカ』によれば、バルセロナは移籍金の分割払いも求めたという。パリSGのFWネイマール獲得を見据え、資金を確保するためだったと見られる。

 アトレティコは公式声明で「バルセロナと選手(グリエーズマン)は、アトレティコ・マドリーとその全てのファンに対する敬意を欠いており、我々の反応は明らかに否定的なものだった」と強い不快感を示した。

 続けて「アトレティコ・マドリーは、チャンピオンズリーグのユベントス戦だけでなく、リーグ戦でバルセロナとタイトルを争う時期に、契約関係を破るよう選手に促したことから、両者、特にバルセロナの行動に対する最も強い非難を表したい」としている。

 クラブはこれらを踏まえ、「アントワーヌ・グリーズマンは、我々との契約上の義務に従い、次の日曜日からクラブの練習施設でプレシーズンのトレーニングに参加しなければならない」と表明した。

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