ヴィッセル神戸の元スペイン代表MFアンドレス・イニエスタが元チームメイトのバルセロナFWリオネル・メッシに賞賛の言葉を贈った。アルゼンチン『TyCスポーツ』の電話インタビューを受けた際のコメントを、スペイン『エル・エスパニョール』が伝えている。

　昨年夏に神戸へ加入したイニエスタはバルセロナ時代、9度のリーガ・エスパニョーラ優勝や4度のUEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)制覇を経験。チームの頭脳として攻撃を司り、2004年にデビューしたメッシのゴールも数多く演出してきた。

　イニエスタは自身の後を継いで2018-19シーズンからキャプテンを務めるメッシに対し、今でも賛辞を惜しまない。「メッシはプロサッカー選手になった日からナンバーワンだ。彼の正確性は唯一のもので、現在もまだ試合での影響力は強く、彼のような選手はいない」と、バルセロナにとって特別な存在であることを強調している。

　また、スペイン『マルカ』によると、イニエスタは今季ここまでリーガと欧州CLグループリーグで首位に立つ古巣について「昨季よりも良くなった」と満足。「いつものように、全てのタイトルのために再び戦うだろう」と太鼓判を押した。

　現在35歳のイニエスタは今後のキャリアについても語っている。昨年からプレーしている日本に「魅了された」と話す一方で、「引退する場所ではない」と言及。「(自身への)要求が今でもかなり高い」からだと理由を挙げている。

　イニエスタは引退後の指導者転身も示唆しつつ、「サッカーを長く続けたいという夢を持っている。ピッチに出て、熱意と喜びを持って毎日トレーニングすることほど大きな夢はない」と、可能な限り現役にこだわりたいと語った。

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