beacon

「ジャカは1月にアーセナルから去ることになる」ファンと衝突の主将にクラブOBが厳しい指摘

このエントリーをはてなブックマークに追加

グラニト・ジャカが今冬に移籍?

 アーセナルOBの識者が、MFグラニト・ジャカが冬の移籍市場でロンドンを去ることになるだろうと語っている。

 今季からアーセナルの主将に任命されたジャカは、10月27日のクリスタル・パレス戦で途中交代の際に問題行動をピッチ上で見せてしまう。MFブカヨ・サカとの交代でベンチに下がる際、ファンから容赦ないブーイングを浴びた。これに対し、ジャカは耳に手を当て、サポーターを挑発。暴言を吐き捨て、ユニフォームを脱ぎながらドレッシングルームへと下がっていった。

 ウォルバーハンプトン戦の招集メンバーにジャカは入らなかったが、ウルブス戦でアーセナルは1-1と引き分けた。

 現状のアーセナルについて、1980年代に同クラブでプレーしたチャーリー・ニコラス氏は『スカイ・スポーツ』のインタビューに応じ、ジャカの退団が間近に迫っていると述べている。

「ガナーズサポーターはみんな自分のお金を払ってスタジアムにやってきている。チームがもっと良くなってほしいというのは、みんなの願いでもある」

「それなのに、過去4シーズンほどアーセナルの良くない流れを見ていたら、失望するのも無理はない。今のアーセナルには適切なリーダーがいないんだ。ジャカはキャプテンに選ばれているが、実際はその資質が相応なものかは先日の行動を見たらわかるだろう」

 また、ウルブス戦でジャカがメンバー外になったことについても「(ウナイ)エメリ監督が招集外にしたようだが、もし私が監督だったらピッチ上に送り出さなかったかもしれない。それでもベンチには入れていただろう。チームに帯同させ、公の場で適切な振る舞いをさせるべきだったと思う」との見解を示している。

「これまで、長年(アーセン)ベンゲル前監督がすべての責任を負ってきた。彼は人心掌握術に長けていたし、選手たちもベンゲルを信頼してチームが一丸となっていた。だがエメリにはその責任感が欠けている。キャプテンの選択も選手たちによって決められたものだが、指揮官として主将の任命は慎重にすべきだったんじゃないかな」

 ニコラス氏は「サポーターの怒りの矛先はジャカに今後も向き続けるだろう。彼は冷静さを保つことができるだろうか?元々温厚なタイプの選手でもないし、リーダーシップを発揮するタイプでもない。事態の収集がつかないようなら、彼は1月にロンドンから去ることになるだろう」と続け、ジャカが1月の移籍市場で退団するのではないかと語っている。

 ウルブスと引き分けたアーセナルはこれでリーグ戦4勝5分2敗、勝ち点17で暫定5位となっている。だが6位以下との勝ち点差は狭まっており、今後も勝ち点を取りこぼしたら上位から後退する可能性が高い。チームのまとまりに欠ける点を危惧する声がある中、アーセナルにとってしばらく正念場が続くことになりそうだ。

●プレミアリーグ2019-20特集
●初月無料!!プレミアリーグはDAZNで独占配信中
世界のサッカー情報はgoal.com

TOP