リバプールのユルゲン・クロップ監督は、アーセナルが持つプレミアリーグの無敗記録に並ぶことは不可能であると認めた。

　今季、開幕から18試合を消化して17勝1分と無敗を続け、30年ぶりのリーグ制覇に向けて首位を独走するリバプール。今年1月3日のマンチェスター・シティ戦で敗れたのを最後にリーグ戦では現在35試合連続で無敗を維持している。

　2003-04シーズンに無敗優勝を達成したアーセン・ベンゲル元監督率いるアーセナルが49試合連続無敗のプレミアリーグ記録を打ち立てており、クロップ監督のリバプールがこの記録を更新するのではないかと注目が集まっている。しかし、29日のウォルバーハンプトン戦前の会見を行った同指揮官はその可能性を否定した。

「この記録は非常に大きなものだ。しばらくこの仕事をしている私にとって、この記録に到達することが可能だとは思わない。ドルトムントでは28試合だったと思うし、その数字だけでも十分に素晴らしかったと感じていた。それに、私は試合の中のことだけに気を掛けている」

「楽観的な人間だが、試合の前はそうではない。人生の中でおそらく我々が勝つだろうと思ったことなど一度もない。もうその数字を忘れてしまった。次、君たちが私にそのような(無敗記録の)話をして、その数字がさらに伸びていれば私は驚くだろうね」

　一方、アーセナル時代にインビンシブルズの一員であったティエリ・アンリ氏は、クロップ監督率いるリバプールについて「彼らは無敗を続け、優勝するだろう。これからは誰が最初に彼らを倒すかに注目が集まるだろう」と話していた。

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