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ボヌッチとトレードでミラン加入のカルダーラ、セリエA未出場のまま古巣アタランタへ

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DFマッティア・カルダーラ

 ミランが元イタリア代表DFマッティア・カルダーラの移籍についてアタランタと合意に至ったと、イタリアメディア『スカイスポーツ』が9日に報じている。

 カルダーラはアタランタの下部組織出身の25歳。2017年冬、将来性を見込んだユベントスが所有権を獲得したが、2017-18シーズンまでレンタルの形でアタランタでのプレーを続けた。2018年夏、晴れてユベントスへ加わったが、古巣復帰を希望するDFレオナルド・ボヌッチとのトレードにおいて、評価額3500万ユーロ(約43億円)でミランに移籍。しかしアキレス腱の部分損傷など度重なるケガに悩まされて長期離脱し、昨シーズンの公式戦出場はカップ戦のわずか2試合にとどまった。今シーズンも昨年4月に負った左ひざ前十字じん帯断裂の影響から出遅れるなどし、公式戦出場数はゼロ。ミランでのセリエAデビューが叶わぬままミラノを去ることになりそうだ。

 ミランは、カルダーラが2021年まで18か月間のレンタルの形で古巣アタランタに移籍することで、クラブ間合意に至ったようだ。契約には買い取りオプションが付帯し、2017年にユベントスがアタランタから選手を獲得した際と同額の1500万ユーロ(約18億円)が移籍金として設定されるほか、アタランタが買い取った場合は再売却の際にミランに一定の金額が支払われるという。

 今後、ミラン、アタランタおよびカルダーラの代理人の間で詰めの交渉が行われ、10日中にもメディカルチェックが行われる見込みとなっており、正式発表が待たれる。ベルガモでの2シーズンにおいて、DFながらも10ゴールを記録するなど活躍を見せたカルダーラ。ジャン・ピエロ・ガスペリーニの下、かつての輝きを取り戻すことができるのか注目されるところだ。

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