ハーツを率いるダニエル・シュテンデル監督は、U-23日本代表MF食野亮太郎の練習に取り組む姿勢に好印象を抱いているようだ。地元メディア『エジンバラ・イブニング・ニュース』がコメントを紹介した。

　昨夏にマンチェスター・シティからのレンタルでハーツに加わった食野だが、昨年11月に就任したシュテンデル新監督の下で出場機会が激減。U-23日本代表の試合により欠場した1試合を除いても、2月1日に行われたセント・ジョンストン戦のみにしか出場しておらず、直近の2戦はメンバーにも含まれない状況が続いていた。

　ドイツ人のシュテンデル監督はそんな食野について、「クオリティの問題ではない」と強調。「1月にみんなで取り組み、どういうところでより努力が必要か共有したが、彼は当時いなかったんだ」と、あらためて同選手を起用しなかった理由を説明し、次のようにも語った。

「(過密日程のため)ここ数週間はトレーニングに取り組む時間がなかった。時には10人だけでリカバリーメニューをこなすだけだったんだ。そういった状況で彼を起用するのは難しかったが、セント・ジョンストン戦ではそれを試してみた」

「彼が熱心にトレーニングに取り組んでいることは言っておきたい。本当にいい姿勢を見せているよ。試合に出られると期待しても、プレーしなかったり、メンバーにも含まれなければ決して楽ではないはずだからね。彼はスカッドに戻るために今もハードワークを続けているよ」

　未だにリーグ最下位に沈むハーツだが、現地時間21日に開催予定だった10位セント・ミレンとのアウェーマッチは悪天候により延期。新たな開催日時はまだ発表されていないこの試合で、シュテンデル監督は食野を遠征メンバーに含めていたのだろうか。

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