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最悪セリエAの今シーズン中止も? FIGC会長「セリエA選手から感染者が出れば…」

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セリエAが中止?

 今シーズンのセリエAが中止を余儀なくされる可能性があるようだ。イタリアサッカー連盟(FIGC)のガブリエレ・グラビーナ会長が明かした。

 イタリアは現在、新型コロナウイルスの感染拡大が続いており、感染者、死者ともに日々増加の一途を辿る。これを受け、スポーツイベントの中止が相次ぎ、セリエAでは2月末から延期が続き、4月上旬までスタンドを閉鎖して試合を開催するように命じられている。

 しかし、これ以上状況が悪化するようなら、2019-20シーズン自体が中止になり得るようだ。グラビーナ会長はイタリア『ライ・スポーツ』で「仮にセリエAの選手からコロナウイルスの検査で陽性反応が出れば、我々はシーズンの中止を否定できない」と認め、現段階ではいずれの可能性も否定することはできないと語った。

「選手たちの健康こそが最優先されるべきことであり、その後リーグへのインパクトについて考えることになる。今は何も否定できないが、そのような状況にならないためのシナリオを考えるべきだ。ただ、現段階で何も予期できない」

 また、同会長は試合延期を巡って大きな議論が続く現状についても言及。その中で「自分たちの興味についてのみ議論するクラブの会長たちは、社会に向けて非常に悪いメッセージを送り、イタリアフットボール界にダメージを与えている。自分たちの利益ばかりに気を囚われている人間は我々のサポーティングシステムをゆっくりと蝕んでいる」とコメント。

 これは、ユベントス戦の延期決定の後に「カレンダーに沿って試合を行い、みんなの健康を考えることは常に後回しになっている。おそらくあなた(セリエAのパオロ・ダル・ピーノ会長)は、私が知る中で最も巨大で真っ黒なダーククラウンだ。恥を知れ」と痛烈に非難したインテルのスティーヴン・チャン会長らに向けての発言であると考えられている。

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