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ナポリGKオスピナ、伊で深刻化する新型コロナに「帰国も考えたが、その手段も断たれた…」

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ナポリGKダビド・オスピナ

 ナポリのコロンビア代表GKダビド・オスピナは、イタリアで新型コロナウイルス感染拡大が深刻化するあまり、国外への脱出も検討していたようだ。

 現在ナポリのゴールを守るオスピナは、アーセナルから1年間のレンタルで2018年夏よりナポリに在籍。昨年夏、ナポリは買い取りオプションを行使し、オスピナの保有権は今季からナポリに移っていた。

 だがオスピナが拠点としているイタリアは、現在新型コロナウイルスの感染拡大が深刻な状況に。2万1000人以上が感染し、うち1440名もの死亡例が確認されている。この状況を間近に見ていたオスピナは『ESPN』のインタビューで「イタリアから離れ、コロンビアに戻ることも考えていた……だけど、脱出する手段を逃してしまった」と語っている。

「今、家に閉じこもっている状況だよ。子どもたちが通っていた学校も休業で、僕と妻は食料を求めてスーパーマーケットへ行ったりしている」

 イタリアでは現在、新型コロナウイルスにより社会機能が大混乱しており、各国への直行便はすべて休航となり、出入国は不可能に。国外への移動ばかりか、イタリア全土で移動制限が出ているため、国内移動もままならない。

 また、スーパーマーケットでは品不足及び買い占めにより、食料を調達するのも難しい状況となっている。先日はオスピナのほかにもホセ・カジェホン、フェルナンド・ジョレンテも家族とともに、スーパーで行列に並ぶシーンがキャッチされていた。

 オスピナは「この状況はつらい……本当に気が滅入っているよ。実はイタリアから出国してコロンビアへ戻ろうとも思ったんだ。だけどイタリアからの出国が制限され、その手段さえもなくなってしまった」と明かした。

 脱出の手段が断たれ、結果的にナポリ市内に留まることとなったオスピナ。刻一刻と悪化する状況に、本人は祖国帰還を想定するほどの危機感を抱いていたようだ。

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