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「日本や中国とは違う」韓国紙、新型コロナに対する一連の対応で見解…Kリーグは無期限延期に

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 新型コロナウイルスの影響で、各国のリーグ戦が中断しているが、再開時期の設定など、各国で対応が異なっている状況だ。韓国メディアは、特に日本、中国、韓国の3国で、新型コロナに対する意識の違いがあるとの見方を示している。

 日本では2月26日より明治安田生命Jリーグなどすべての公式戦を延期しており、都度再開時期を定めてきた。Jリーグは、4月25日のJ3開幕を皮切りに段階的な再開を目指してきたが、3日に行われたNPB(日本プロ野球機構)との第5回新型コロナウイルス対策連絡会議で、専門家チームより「4月末の開催は困難」との助言を受けて、村井満チェアマンが「現状は今のスケジュールを実行に移すことは難しい」と、再開予定が5月末にずれることを示唆。選手やチーム関係者への感染も発覚し、未だ再開時期が定まらない情勢だ。

 また、中国では新型コロナが鎮静化したと判断し、3月17日に「中国スーパーリーグの開幕を4月18日に決定する」ことが決まっていたが、同31日に中国国家体育総局が「マラソンなどの大規模イベントやスポーツの試合など、群衆が密集する活動は当面再開しない」と修正。こちらも見通しが立たない状況にある。

 一方で、韓国は3月24日に緊急で理事会を開催し、新シーズン開幕の延期を決定。開幕時期を定めない無期限延期を発表している。

 韓国紙『スポーツソウル』は「隣国(日本・中国)たちとは違い、韓国Kリーグは出だしから注意深い対応を執っている。隣国でリーグ再開時期が特定されると、3月30日のKリーグ代表者会議でも現場の意見が話された。しかし、Kリーグ内部でも依然として開幕日を特定することは難しいと判断している」と伝え、日本や中国との違いを強調した。

 同紙は「国民の健康よりも重要なものはない」との見方を示しているが、終息が見えない新型コロナの事態を鑑みると、韓国では「シーズンの開幕や再開時期の話は先となりそう」であるとの見通しを伝えている。
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