ブラジルのレジェンド、ジーコ氏は、パリSGのFWネイマールにはプロフェッショナリズムが足りないと指摘した。

　2017年にパリSGに加入するまでバルセロナで活躍したネイマール。その後、史上最高額の移籍金2億2200万ユーロ(当時約290億円)でフランスに活躍の場を移してからは、ケガに泣かされ、さらにピッチ外の行動も悪い面で注目を集めてしまい、フットボール界の頂点に君臨するリオネル・メッシとクリスティアーノ・ロナウドに水をあけられる状況が続く。

　28歳でブラジル代表として100キャップを誇り、歴代3位のゴー数を記録するなどポテンシャルには疑いようのないネイマールに対して、鹿島アントラーズで選手や監督として活躍したジーコ氏は、イタリア『ガゼッタ・デッロ・スポルト』で同選手について言及した。

「私は本当にネイのことを気に入っている。彼のプレースタイルは素晴らしい。しかし、彼はフットボールのために生きているロナウドやメッシのようにもっとプロフェッショナルにならなければいけない。ネイには彼の心をかき乱すとても多くのものがある。最近、私は彼と話をし、もっとプロフェッショナルになるように求めた」

　さらに、ジーコ氏は「彼は28歳で、PSGという良いチームにいる。彼らにはチャンピオンズリーグで優勝できるチャンスがある。あとは1試合だけではなく、大会を通じての彼のクオリティ次第だ。ネイはより経験を積み、成熟している」と期待を寄せた。

　今年2月には、ナント戦の2日前にナイトクラブで盛大な誕生パーティを開き、トーマス・トゥヘル監督が難色を示すなどピッチ外での行動に非難が集まるが、ジーコ氏からの要求に応え、よりプロフェッショナルな選手として生まれ変わるのだろうか。

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