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マンUが英国医療をサポート、名将ファーガソンも感謝示す「2年前、彼らは私の命を救ってくれた」

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アレックス・ファーガソン氏が英国医療に感謝

 マンチェスター・ユナイテッドは9日、新型コロナウイルスと日々戦う国民保健サービス(NHS)をサポートすることを発表した。NHSからの要請で、本拠地オールド・トラフォードの施設を提供していくという。

 イギリスのパンデミック(大流行)はいまだ進行しており、現在6万人以上の感染者、7000人以上の死者を出している。ボリス・ジョンソン首相も感染し、一時集中治療室に入っていたが、現在は一般病棟に移り、快方に向かっている。

 イギリスの国営医療サービスであるNHSは、治療のために最前線で奔走。国内ではその姿に称賛とサポートの声が挙がっている。クラブ公式サイトによると、ユナイテッドはNHSと協議し、地域のNHSをサポートするために医療用具や保護用具、衣類、消耗品などを含んだクラブの医療用品を寄付。また、仕事量が減っているクラブスタッフを、NHSのボランティアとして派遣している。なお、派遣されたスタッフには普段と同様の給与が支払われるという。

 さらにユナイテッドの本拠地オールド・トラフォードは、仮設の献血センターの候補に。献血量が不十分になった場合、献血センターとしての役割を担うことになった。ほかにも3万点の食料飲料を地元のフードバンク、病院、慈善団体に寄付。クラブのケータリングスタッフも保存食料を使い、地元のフードバンクや慈善団体に届けている。

 ユナイテッドの元指揮官であるアレックス・ファーガソン氏は2018年に脳内出血により生死をさまよったが、NHSのサポートにより回復。クラブ公式サイトを通じ、「NHSの重要性を認識できて嬉しく思う。2年前、彼らは私の命を救ってくれた」とコメント。「このパンデミック期に彼らが取っている行動は素晴らしい。そして、クラブ、英国の国民が彼らを支えている姿を誇りに思う。素晴らしい」とそれぞれの取り組みを称賛した。

 また、現指揮官であるオーレ・グンナー・スールシャール監督も「NHSのスタッフとボランティアは、リスクに直面しながらも、全員の安全のため、ウイルスと戦ってくれている」とエール。「彼らは素晴らしい仕事をしてくれている。彼らの日々の仕事は労われて当然だ」と感謝を伝えた。

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