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“古巣”インタビューに応じたGK川島永嗣「東京五輪にも、次のW杯にも出たい」

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ストラスブールGK川島永嗣

 ストラスブールのGK川島永嗣が今月、古巣のメスをカバーしているロレーヌ地域の地元紙『ル・レプブリカン・ロレイン』のインタビューに応え、「息子と一緒にサッカーをしたい」と本音を交えつつロックダウン中の生活を明かしている。

 川島はロシアW杯後の2018年夏、ストラスブールに加入。昨季は公式戦1試合の出場にとどまったが、新たに2年契約を結んだ。日本代表では昨夏のコパ・アメリカに出場し、東京五輪のオーバーエイジ選出が期待される他、これまでのアジア2次予選全試合にも帯同している。

 同紙では地元の選手たちのほか、世界各地で活躍している元メスの選手、すでにプロ生活を引退した関係者にもインタビューを実施。すでに15人以上の記事が掲載されており、川島のインタビューもその一環として行われている。

「幸いにも日本にいる家族は元気です。3月上旬から文化、スポーツのイベントが中止されたり、学校や大学が閉鎖されるという措置が取られています。日本はフランスと違ってマスクを着けることに慣れていますが、状況は制御されているとは言えません」。

 そのように日本の現状を紹介し、安倍晋三首相の緊急事態宣言についても言及した川島は2月下旬の時点で外出自粛体制に入っていた様子。「できるだけリスクを減らすために移動をしたくなかったので、ストラスブールにとどまりました。それ以来、週に一度スーパーに買い物に行くくらいで、家にいるようにしています」と自身の現状を語っている。

 またコンディション管理においては、クラブから命じられたトレーニングを続けているようだ。一方で「再開のタイミングが分からないので、あまり多くのことをする必要はありません」と冷静に構えつつ、「努力のバランスを取る方法を知っておく必要があります。毎日のモチベーションを持って、忍耐強くあらねばなりません」と心境を語っている。

 最後にストラスブール移籍後の1年半についても言及。「昨季はあまりプレーができず、夏に日本に戻る機会があった。ただ、ヨーロッパでキャリアを続けたかったのです」と岐路に立っていたことを明かしつつ、「37歳になりましたが、残念ながら延期されてしまった東京五輪に出場したいと思っていますし、次のW杯にも参加したいと思っています。ヨーロッパ、ストラスブールに滞在する選択をしたのはこれらの理由からです」と振り返っている。

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