beacon

日本のW杯8強を阻んだ元GK「コロナで死にかけたが、バルサが命を与えてくれた」

このエントリーをはてなブックマークに追加

元トルコ代表GKのリュシュトゥ・レチベル

 新型コロナウイルスに感染して重篤な状態にあった元トルコ代表GKのリュシュトゥ・レチベル氏は、先週初めに退院した。スペイン『アス』のインタビューに応じ、入院生活や周囲のサポートへの感謝を語っている。

 リュシュトゥ氏は現役時代に母国のベシクタシュやフェネルバフチェで活躍し、トルコ・スーパーリーグ通算338試合に出場。2003-04シーズンにはバルセロナで1年間プレーした。トルコ代表としては国際Aマッチ通算124試合に出場。2002年の日韓W杯では決勝トーナメント1回戦の日本戦(○1-0)を含む全7試合に出場し、史上初となる3位入賞に貢献した。

 トルコのレジェンドは先月末に新型コロナウイルスに罹患し、一時は危篤状態に陥ったが、現在は退院して自宅で過ごしている。体調は日に日に良くなっているようだ。

 スペイン『アス』からの「あなたの人生で最も重要な試合に勝利しました」という問いに対し、「そうですね。私にとってはとても難しく、長い治療の過程でした…。私たちの厚生省による、このウイルスに対する治療法があります。医師はこの方法を10日間、広範囲に適用し、とても努力してくれました」と入院生活を振り返っている。

 回復までの過程で最も特別だったことを聞かれると、「もちろん、その過程において、私の大切な人たちのサポートは素晴らしいものでした。全員が一丸となって、この戦いに勝つ方法を知っていました。最後は恐怖もありましたが、とても満足しています」と答えた。

 入院中は古巣バルセロナからの支援もあったという。「彼らは私の病気の最中と後に大きなサポートをしてくれました。特に(スタッフの)カルロス・ナバルとチェミ・テレスは、会長とクラブの善意を私に伝えてくれました。このような時は、小さなことも忘れてはいけません。コロナウイルスで瀕死の状態だった私にバルサがしてくれたことを忘れないでしょう。私に命を与えてくれました」と明かしている。

 続けてバルセロナ時代を回想し、「自分にとっても身内にとっても、またとないシーズンになりました。この偉大なファミリーの一員であることを誇りに思います。2002年の日韓ワールドカップで成功して、それがきっかけで契約できたのを覚えています。本当にユニークなものですね。そこでの日々は特別なもので、私の心から消えていくのは難しいことです。そこにいる人たちは素晴らしく、愛にあふれています。その体験について何か悪いことを言うことはできないでしょう」と今でも変わらないクラブ愛を表した。

●リーガ・エスパニョーラ2019-20特集
●トルコ・スーパーリーグ2019-20特集
●久保建英の試合はDAZNで!!いまなら初月無料!!

TOP