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指揮官や同僚が減給に合意も…アーセナル最高給取りのエジルら3選手が拒否か

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給与削減を拒否したと報じられているアーセナルMFメスト・エジル

 アーセナルのMFメスト・エジルら3選手は、減給を拒んでいるのかもしれない。イギリス『デイリー・メール』など複数メディアが伝えた。

 世界中で猛威を振るう新型コロナウイルスの影響を受けるフットボール界。プレミアリーグをはじめ大多数のリーグ戦が3月中旬までに中断され、感染拡大に歯止めがきかない中、再開の目途が立たず、シーズン打ち切りの可能性すら浮上している。これを受け、収入源が断ち切られ、実質的に活動停止状態の多くのクラブが財政面で苦境に立たされている。

 プレミアリーグでは、各クラブと選手の減給交渉を進めることが許可された一方、プロサッカー選手協会(PFA)はサラリー削減に反対し、受け取り保留のみを検討するよう通達。これを受け、複数のクラブが給与受け取り保留や従業員の一時帰休を発表している。

 他クラブと同様に財政難に直面し、減給に向けての交渉が難航するアーセナルだったが、20日に選手とコーチ陣が一定の条件下での払い戻しの条項が付帯した年間12.5%のサラリー削減で合意したと発表。しかし、一部の選手はこれを拒否していると見られており、今後個別に交渉することが予想されている。

 そんな中『デイリー・メール』は、ファーストチームの3選手が減給を拒んだと報じた。その中の1人が、クラブ最高給の週給35万ポンド(約4700万円)を受け取るエジルであるという。同選手は受け取り保留ではなく、ペイカットの必要性について完全に納得しておらず、決定する前に新型コロナウイルスが財政面に与える影響を目の当たりにしたいと考えているようだ。そして、必要に応じては減給を受け入れる意思があるとされている。

 エジルの代理人を務めるエルクト・ソグト氏は、以前に「クラブが前年と同額の利益を出している間、受け取り保留は1つのオプションだが、すぐに削減には合意できない。クラブへの経済的なインパクトを目の当たりにするのは3カ月から6カ月後になるだろうが、現状ではそのような影響を見ることはできない」と減給を受け入れられない理由を説明していた。

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