元イタリア代表FWのアントニオ・カッサーノが、元同僚のクリスティアン・ビエリ氏とインスタグラム上でライブ配信を行い、ユベントスのアンドレア・アニェッリ会長などについて語った。

　カッサーノはSNS上でビエリ氏と対談すると、イタリア王者ユベントスについて言及。昨シーズンまでに前人未到のセリエA8連覇を果たすなど、イタリアで圧倒的な実力を保持するクラブについて、アニェッリ会長の手腕を称えた。

「個人的にユーベはあまり好きではないが、3、4か国語を話す会長は帝国を築き上げた。(先代の)祖父や伯父よりも素晴らしい仕事をしたと思う。彼が職務についてから、ユーベはあらゆる試合に勝利し、現在も勝ち続けている。常に最強選手を獲得するクラブを作った。彼の功績には感服してしまう」

「適材適所だったし、顔を出す回数は少なくても常に適切なことを言う。収入を増やし、スタジアムも建てた。アンドレア・アニェッリは奇跡を起こした。今、ユーベが世界最高峰の3～4クラブの中に名を連ねているのは彼のおかげだろう」

　続いてカッサーノは、新型コロナウイルスの影響により、中断中のセリエAについて自身の見解を示した。

「再開できるのか疑問に思う。プレーすることを考えること自体、狂気の沙汰のように思える。フィオレンティーナやサンプドリアでは新たな感染者が出ている。確かにドイツではリーグが再開するが、向こうとは状況が違う」

　最後にファンタントニオは、インテルから今シーズン限りの期限付きでパリSGに移籍しているFWマウロ・イカルディの去就に触れた。

「俺が知る限り、イカルディはインテルに残れない。もはや構想外だろう。パリSGから戻ったとしても、別のチームに行く運命だと思う。おそらくインテルは彼を売却し、7000万ユーロ(約81億円)を手にするはず。誰がその金額を払えるかは分からないが…」

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