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ドルトムント、“無観客ダービー”へ準備「奇妙な状況だからこそ…」

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16日にルールダービーなど6試合が開催される

 新型コロナウイルス禍で中断されていたブンデスリーガが10週間ぶりに再開する。ドルトムントはかつてクラブに在籍したスポーツ心理士のフィリップ・ラークス氏を雇い、準備を進めている。『ESPN』が伝えた。

 ドイツ国内でも8月31日までの大規模イベント開催が禁止されており、ブンデスリーガは無観客で開催される。2位ドルトムントは首位バイエルンを4ポイント差で追う。16日に行われるシャルケとのルールダービーを控え、ドルトムントを率いるリュシアン・ファブレ監督は現地時間14日、ウェブの記者会見で次のように語った。

「4月25日、26日頃からふたたびトレーニングを再開した。私たちは再始動したんだ。そしてそれは常にうまくいった。2人もしくは4人などのグループに分かれて行なった。全部うまくいったよ。トレーニングはいつも良かった。だいたい1時間半ほどだ。そして私たちはいまホテルにいる。みんなとても良い仕事をしている。みんなのためになるし、なんの問題もない」

「特別なのは、もちろん無観客の試合だということだ。これはもちろん非常に特殊なことであり、それについて備えなければならない。『パスを出さなければならない』とか『シュートを打て』とか誰も言わないので、そのことに備えて準備し、自分たちでコントロールしなければならない。それが重要なんだ」

「ダービーで通常スタジアムを埋める81,000人のファンはいない。これは良いことでもある」

 無観客試合について、ミヒャエル・ツォルクGMは「観客について話し合ったり議論したりするときではないと思う。これは誰にとっても、きわめて新しく奇妙な状況だ。それに私たちは適応しなければならない。試合は土曜日に行われる。もちろんこの試合には勝ちに行くが、最優先事項はこのリスタートに組織として取り組むことだ」と指摘。

「必要なことはたくさんある。もちろん異なる状況だからね。奇妙な状況だ。私たちは観客のない状況でダービーを迎えることになる。胸が高まるよ。だからこそより高いレベルの自己モチベーションが必要だ。観客のいない状態でシャルケと対戦することが、これまであったのかどうか私にはわからない。しかしそれが現状だ。そしてそれが今のところ最善の策であり、私たちが必要としていることなのだ」と続けている。

第26節の日程は以下のとおり

5月16日(土)
ドルトムント 22:30 シャルケ
デュッセルドルフ 22:30 パダーボルン
ライプツィヒ 22:30 フライブルク
ホッフェンハイム 22:30 ヘルタ・ベルリン
アウクスブルク 22:30 ボルフスブルク
フランクフルト 25:30 ボルシアMG

5月17日(日)
ケルン 22:30 マインツ
ウニオン・ベルリン 25:00 バイエルン

5月18日(月)
ブレーメン 27:30 レバークーゼン

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