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優勝なしなら“アンフェア”と感じるクロップ「人が死んでいると言う人もいるが…」

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シーズン再開を願うユルゲン・クロップ監督

 リバプールユルゲン・クロップ監督は、2019-20シーズンのプレミアリーグ優勝を与えられなければ“アンフェア”と感じるようだ。

 今季、クロップ監督が率いるチームは、開幕からのリーグ戦27試合で無敗(26勝1分)を記録し、リーグ戦が中断した第29節まで勝ち点82を稼ぎ、2位マンチェスター・シティに暫定で勝ち点25差をつけるなど首位を独走。あと2勝すれば30年ぶりのイングランド1部制覇に手が届く状況だ。

 しかし、新型コロナウイルス感染拡大により、プレミアリーグは現在中断中。リーグ側は再開に向けて取り組み、6月12日の再開を目指すものの、依然として先行きは不透明だ。仮に再開できず、このままリーグ戦が打ち切りとなれば、優勝チームなし、昇格や降格もなしの2019-20シーズン無効の可能性すら考えられる。

 そんな中、クロップ監督は『DFBアカデミー』の中で「シーズン無効の話があり、“ん?シーズンの76%を戦って、それをなかったことにしたいのか?”と考えたりもした。仮にそうなれば私個人としてはアンフェアと感じる。ただただ、起こって欲しくはないことだ」と話し、以下のように続けた。

「我々はホームゲームの順位表で1番手にいて、アウェーゲームの順位表でも1番手にいる。我々がチャンピオンにならなければならないシーズンだ。この危機への対処が最も重要ではあるが、優先順位が下がっただけで他のことの重要性がゼロになったことを意味するわけではない」

 また、同指揮官はリーグ戦が再開したドイツ同様にイングランドでも安全にトレーニングに戻れる日が来ると語った。

「“人が死んでいるときにフットボールについてどう考える?”と言う人もいる。しかし、他の分野と同様にこの惨事の後のために準備しなければならない。フットボールに関して言えば、どこかのタイミングで練習を再開できるし、対策を取ってみんなが安全にプレーできる。ドイツがそうできたように、イングランドも今取り組んでいる」

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