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クロップがベルナー&ハフェルツに賛辞も大型補強に消極的「今は各クラブが大きな損失を…」

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 リバプールのドイツ人指揮官ユルゲン・クロップが、移籍市場の注目銘柄となっているドイツ人選手FWティモ・ベルナー、MFカイ・ハフェルツに対しての賛辞を口にした。

 この2選手にはリバプールが関心を示しているとこれまで伝えられてきた。クロップ監督はドイツ『Sky』のマイクを通じて次のように語った。

「この惑星には本当に優れた選手が数多くいる。ヴェルナーは素晴らしい選手だね。ハヴェルツもまた疑いようがなく素晴らしい」

 だが、リバプールが今後移籍市場で大きな立ち回りをするかどうかという点については、新型コロナウイルスの影響もあり、否定的な見解を示している。

「今、リーグは適切なタイミングで再び動き出す必要がある。6~7週間前の状態だったら、今季のリーグ戦が再開できるかどうか、不明瞭だった。やっとここまで来た、という感じだね。一時は“本当に再びフットボールができるのか”ともよぎったが、もうすぐ始まる」

「ただ、今各クラブが多くの損失に悩まされている。無観客ではシーズンチケットもファンに返金しなくてはならないし、来季も入場料収入があるかどうかわからない。選手ともサラリーカットについて話す必要もあるだろうし、5000万~6000万ポンド(約70億~84億円)もの契約解除金が発生する選手を補強するのも躊躇してしまう。大型補強に踏み切るには説明がつかない事態となっている」

 そしてクロップ監督は残りのリーグ戦について、改めて意気込みを示した。

「我々はすべてが解決したかのようにリーグ戦に集中するつもりだが、実際のところは完全なる平穏ではない。それは承知している。可能な限りの小さな抜け穴を経て、再びリーグ戦を行うんだ」

 首位リバプールと2位マンチェスター・シティの勝ち点差は現在、暫定で25に開いている。1992年にプレミアリーグが現行の体制となって以来、リバプールは初のリーグ優勝を果たすことができるのかという点は、今後プレミアリーグ最大の見どころとなる。

 2位マンチェスター・Cが17日の再開初戦でアーセナルに敗れ、リバプールが現地時間21日に控えているエバートンとのマージーサイドダービーに勝利した場合、最短で今季のリーグ優勝が決まる。

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