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ユーベはコッパ・イタリアで再始動…指揮官「C・ロナウドは問題なし。ピャニッチは中断前より良い」

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調子を上げているFWクリスティアーノ・ロナウド(左)とMFミラレム・ピャニッチ

 ユベントスは12日にコッパ・イタリア準決勝第2戦でミランと対戦。11日にはマウリツィオ・サッリ監督が会見に臨んだ。クラブ公式サイトが伝えている。

 20日に再開されるセリエAに先駆け、コッパ・イタリア準決勝第2戦の2試合が12日と13日に行われる。ユベントスは12日にミランと対戦。2月13日に敵地で行われた第1戦では、ミランに先制を許すも終了間際にFWクリスティアーノ・ロナウドがPKを沈め、1-1でドロー。3か月の中断を経て、本拠地で決着をつける。

 3か月の特殊な中断期間を経て、サッリ監督は「通常よりも長い特殊な中断後なので、誰も準備の状況を把握できていない」と本音を語る。通常の中断期間とは異なり、外出自粛という心身に影響を与える状況下で、さらに新型コロナウイルスに感染した者もいる状況だ。「練習試合もしていないので把握できる部分が非常に少ない。この期間のトレーニングには満足しているが、試合はまた別物だ」と少しの不安を垣間見せる。

 選手たちの負傷を心配しつつ、ミランとの第2戦は「第1戦の結果は何の保証にもならない。とてもオープンな試合になるだろう」と予想。無観客試合となる今試合で、「異なる状況で結果を出せるのが強いチーム。観客がいない影響はあるし、リズムという点でも違いが出るかもしれない」と慎重な姿勢を見せている。

 キーになるのはやはりこの2選手か。指揮官はC・ロナウドとFWパウロ・ディバラに言及する。「ロナウドがフィジカル面では問題ない。当然試合勘は欠けているが、トレーニングでいい反応を見せている」と背番号7の調子を語り、新型コロナウイルスに感染していたディバラについては「彼は驚異的な選手だよ。彼とクリスティアーノを同時にプレーさせるのは簡単ではないが、ピッチ上で共存させることが重要だ」と起用も示唆している。

 また中盤の選手にも触れる。去就が噂されるMFミラレム・ピャニッチについては「中断前より良くなっている」とコンディションは上々のようで、「彼は自分が偉大な選手であるという自信を持ち、試合の中で1回や2回ミスをしても顔を上げて、自信や信念を失わないことが重要だ。最近のトレーニングでは調子がいいのが分かるよ」と信頼を寄せる。またMFサミ・ケディラにも同様で、「ケディラは非常に信頼の置ける選手で、人としても選手としても知的だ。監督にとって欠かせないタイプの選手だよ」と称賛していた。

 コッパ・イタリアやセリエAなど、今シーズンのイタリアサッカーでは5人交代制を採用。指揮官がコンディションの良い選手をいかに起用するかも見どころになる。

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