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プレミア昇格目前のリーズ、無観客用“サポ人形”にテロリストが紛れ込み物議

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 無観客でのホーム再開初戦に向け、スタジアムの観客席にサポーターの顔写真を載せた紙製人形を設置する取り組みを行なっているイングランド2部のリーズだが、その中にアメリカ同時多発テロを首謀したとされるウサマ・ビン・ラディンの写真が紛れ込んでいたとして物議を醸している。イギリス『BBC』が報じた。

 リーズは現在、イングランド・チャンピオンシップ(2部相当)で首位と同じ勝ち点の2位。プレーオフ圏の3位フルハムとは残り8試合で勝ち点差7が開いており、来季のプレミアリーグ昇格が目前だ。ところが現地時間24日、再開後初のホームゲームとなるフルハムとの直接対決を前にして、クラブは思わぬ騒動に揺れている。

 新型コロナウイルスの影響による無観客試合を控え、クラブはサポーター15000人の顔写真を載せた等身大人形を観客席に設置中。空席のスタンドをサポーターの顔で彩るというだけでなく、人形を購入する際にはそれぞれ25ポンド(約3300円)が支払われており、入場料収入の減少を補うこともできる取り組みだ。

 しかし記事によると、サポーターからの提供された写真の中にアメリカ同時多発テロを首謀したとされる国際テロ組織『アルカイダ』の元司令官ウサマ・ビン・ラディンの写真が紛れ込んでいたのだという。ビン・ラディンは2011年、アメリカ軍によって射殺されたと伝えられており、人形を購入した何者かがこの写真をクラブ側に送ったとみられる。

 このことはSNSを中心に多くの批判を浴び、クラブはすでにビン・ラディンの人形を撤去。BBCの取材に対して「これから先、不快な写真がないことを保証する」と述べ、チェック体制を強化していく模様だ。

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