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「とても大きなミス」リヨン会長は依然としてリーグ・アン早期終了に納得できず

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 リヨン』のジャン・ミシェル・オラス会長は、リーグ・アンの早期打ち切りの決定に依然として納得できないようだ。

 新型コロナウイルスの影響を受けるフランスでは、政府が9月までのスポーツイベント開催禁止を発表。これを受け、10試合余りを残していたリーグ・アンとリーグ・ドゥは隣国のオランダに続き、4月末に打ち切られた。消化試合数に差があることから、1試合当たりの平均獲得勝ち点で最終順位が確定され、パリSGの3連覇が決定。一方のリヨンは7位となり、1997年以降初めて欧州カップ戦の出場権を逃した。

 他国でリーグ戦が再開される中、この決定に納得できないのがリヨンのオラス会長。降格が決まったアミアンとトゥールーズとともに法的措置に出たり、またフランス政府にリーグ戦再開を直訴したりとさまざまな動きに出るが、いずれも失敗に終わり、フランス・フットボールリーグ(LFP)の決定が覆ることはなかった。

 それでも、今度はイギリス『BBC』のジョン・ベネット氏に対して「必要だったことは、一時的に中断し、状況を見極め、そして決断することだった。これはとても大きなミスだ。なぜなら、この国にはフットボールが必要であり、その役割を今、他の国に求めざるを得ない状況だ。それ以上に、収入を奪われたフランスフットボール界にとって劇的な時期を迎えることになる」とLFPの決定に再び不満をあらわにした。

 また、入場料やスポンサー料、放映料の収入が大幅に減ることで、リヨンやPSG、マルセイユといったビッグクラブがより大きな打撃を受け、主力の放出に迫られる可能性を示した同会長は、8月に再開予定のチャンピオンズリーグでリーグ戦が打ち切られたフランス勢が不利になるとも考えているようだ。

「私たちは常に、23年連続でヨーロッパにいて、6度や7度ベスト8まで進んだ。だから、チャンピオンズリーグ出場権を取れなかったことは本当に不満だ。このクラブの魅力も地に落ちてしまった。そして8月、これらの大会でリーグ戦を通して私たちより良い準備ができているチームと対戦することになる」

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